皆さんには生きがいはありますか?


わたしはふと考えたときに、生きがいといえるほど大それたものは・・・と思ってしまったのですが、この前ある本を読んでいて、生きがいなんていうものは一生続いていくようなものではなくて、「今」夢中になれるもの、「今」楽しいと思えるものであって、変化していくものなんだ、という文章を読みました。


この前ブログでも書いたけれど、わたしには10年近く好きだったものがあって、それは支えだったり憧れだったりいろんなものをくれたけど、最終的に好きを通り越して執着や依存という形に摩り替わってしまっていました。


甘い甘いお菓子は、気付くといつの間にか身体を蝕んで、ドラッグみたいに、無いと生きていけない、もっと強いものが欲しいと思うようになってしまう。


でもそうやって執着したり依存するものがあると思える間は、幾分心が楽になる。生きることが少しだけ、楽になる。


本当に楽しいと思うかなんて関係なくて、いつの間にか楽しくないわけがないというフィルターがかかってしまっている。


そんな執着を自分から手放す勇気を出した結果ではあるけれど、縋るもののない心細さ、頼りなさ、怖さが今更どんどん押し寄せてくる。


ある部分でとても軽くなった心が、ある部分で壊れかけている。


また新たな執着の対象を見つけて、現実を忘れようとしてしまう。


心は十分にフラッシュバックしていく。


ある友だちが言いました。


「夢は現実とは違うからいい。でも現実があるから夢がみられる。現実まで夢にしてしまったら、全部が壊れてしまう。」


今、その言葉の意味が痛いほどにわかるのに、わたしは世界を閉ざす方へと流されてしまう。


いっそ物語の世界に閉じ込められてしまえれば、どんなにいいだろう。