ソフィア・コッポラ監督作品「マリー・アントワネット」
やっと観ることができた・・・!
やっぱり彼女の作品はすばらしい!!!
私は劇場には観にいけなかったのですが、行った人の感想では「すごい衣装とかだけがだらだら続く感じ」とか「単調」とかあんまりいい感想を聞いてなかったけど、私はそういう印象は受けず、夢中になって観ました。
むしろ、この映画が上映されてた頃によく雑誌やなんかのレビューが、「かわいい」とか「きれい」とか軽い評価しかしていないというか、マスコミ主導で衣装を見せるだけの映画に貶められてしまったような感じが・・・
衣装やセットにはかなりのお金がかけられているだけあって、本当にきれいだし、実際にヴェルサイユで撮影を敢行しているため臨場感もあってその点も本当にすばらしいけど、むしろこの映画は一人の女性としてのアントワネットや、彼女の寂しさ・孤独を繊細に描いた作品だと思います。
ソフィーの映画は好き嫌いがわかれることが多いように思うけど、私は彼女のその場の空気の切り取り方や、繊細な感情の描き方が大好きなので、今更当時のかるーいレビューにむっとしてしまいました(笑)。
とはいえ、ほんとに衣装もセットもきれいでうっとりしてしまいます。夢の中みたい・・・色使いが本当にすばらしいです。そして、私のこれまた大好きなキルスティン・ダンスト主演ということで、今回もその妖艶さと無垢さにやられてしまいました
当分フランス強化月間は続きそうな予感・・・