友達一押しの「日出処の天子」読破。
面白いです。
ここまでくると、マンガを超えた名作というか、文学というか。
本当にすばらしい本は自分を物語の中へ引っ張っていってくれて、読み終わった後も余韻に浸ってぼーっとしてしまうけど、まさにこの本もそんな一冊。
厩戸の王子がとっても切ないです。
自分と重ね合わせたりして、深いとこまでいってしまったよ。
高校時代にこの本と出会っていれば、もっと日本史が好きになれたかもしれないな。なーんて。。。
それにしても、昔から思ってきたことだけど、自分は現代に生きるのに向かない人だなぁと思う。
できることなら平安時代に生まれて、毎日和歌を読んで琴のお稽古なんかして過ごしたかったな。
過去はなんとなく眩しくて、美しくみえるものですね。