パコ･デ･ルシアに捧ぐ ライブのレポの 第２章まで記して すでに相当バテてます。カラコレスです。
でも ブログアップする と宣言した以上 頑張りますよ。
お金にもならないのに・・・
酔狂の域に達している カラコレスです。
お金にもならないのに・・・ で 思い出したのですが・・・
この記事を元に専門誌に有償記事を作る人もいるかも知れませんが
それはちょっとプロとして恥ずかしい事になりますよ と けん制しつつ・・・ はじめます。
（過去、私のブログ記事のライブレポから引用しているなぁという記事を見たことがあり 残念です）
文中に出てくる 使用ギターは 私がギターのヘッド形状やシェイプ、モザイク等から推測したものです。
中にはどうしても解らない（ヘッドシェイプが微妙で特定しきれない含む）のもあります。
ブランカ（通称 白） ＝ 側板、裏板がシープレス又はシカモア等 黄色系の材を使ったギター
一般に余韻が少なくアタック音が大きく乾いた音、キレのある小気味良い音
伴奏向きと言われるが今も昔も名ギタリストはブランカでソロを弾いている。
フラメンコらしい音で スピード感のある曲種で真価を発揮する。
ネグラ （通称 黒） ＝ 側板、裏板がローズウッド、ハカランダ等の 黒色系の材を使ったギター
パコが使い出してから多く使われるようになった。ブランカよりも音の
遠達性に優れ余韻も長くソロギター向きというが伴奏もできることから
両用とも言われる（クラシックとの両刀では断じてない！）
反面、フラメンコらしいキレのある演奏には高度な技能が必要で
むしろ聞かせる曲種にこそ真価を発揮する。
ANIF ＝ 日本フラメンコ協会の略称 （Asociacion NIpona de Flamenco）
また 文中の表現はプログラムからの引用もありますが
ギターの上手い下手ではなく 私の 好み であるということを
ご理解いただきたいと思います。
また 踊りを含めて フラメンコは 上手い下手ではなく
受け手が それを 好きか嫌いか が重要なんです。
１２ 吉敷 則忠 さん 曲目：アレグリアス（パティーニョの思い出）
使用ギター： コンデ・エルマノス Ａ－２６ ブランカ
８歳でギターを始めクラシックギターの技術を習得した後、フラメンコギタリストに師事、舞踊団の
伴奏を始めた。その後 ギター和声学を学び自身のギター教室創設、その後 数度のスペインへの
留学で有名ギタリストに師事して 帰国し日本各地で演奏活動をしている。
パティーニョの思い出は パコのレパートリーの中でも人気の曲です。それ故に二筋の河と同様
他の方とかぶりました。ですがその演奏は皆、独特の味とアイレ（雰囲気）をもっているものです。
クラシックギターの基盤が故か 雑音のないメリハリを利かせたアレグリアスを披露してくれました。
１３ 片桐 勝彦 さん 曲目：チック（アルバム・シルヤブより） 使用ギター：マヌエル・レジェス ブランカ
幼少からヴァイオリンを始め、その後ギターを独習、後に有名フラメンコギタリストに師事、
スペインへ長期にわたり有名フラメンコギタリストに師事、スペインのメディアにも出演する。
帰国後も各メディアへの出演や芸能人のアルバムにも参加、活躍を続けている。ANIFの理事
チックはチック・コリアのことをパコが作ったオリジナル曲でアルバムのシルヤブに収録
フラメンコのコンパスに縛られること無くジャズニュアンスを含んだ作品です。
その曲がもつ雰囲気を活かす綺麗な音使いで氏の普段のパワフルな演奏とは全く違う
一面を垣間見せてくれました。
１４ 瀬田 彰 さん 曲目：野いちご（ブレリア）
使用ギター：ミゲル・ロドリゲス 又は マヌエル・レジェス ネグラ
１４歳よりギターを始めフラメンコギタリストに師事、大学在学中にプロ活動を開始、その後、渡西
有名ギタリストに師事、帰国後 ソロリサイタル、NHK出演、ビデオ併用型教則本の魁となる。
台湾、韓国でもコンサート活動をする傍ら 多くの後進指導にも尽力している。
野いちご はパコやサビーカスがスペインの人気歌手ロラ・フローレスの歌をギターに編曲した物で
氏自身も教則本やCDでも取り上げているので古くからのアフィシオナードには馴染み深い曲です。
今回、それを生演奏を見ることが出来てとてもうれしいです。CDのように２ndギターがいたら
より雰囲気が出るのですが ギター１本であのノリを出せてしまうあたり流石です。
１５ 杉本 良一 さん 曲目：グラナイーナス 使用ギター： ジム・フリーズン ネグラ
幼少からクラシックギターを学び、その後フラメンコへ転向、多数の有名フラメンコギタリストに師事
５度渡西し各大都市で現地のバイレクラスの伴奏をする一方でコンサート活動や独創的曲想で
高い評価を得て 有名アルティスタと親交を持ち共演を果たしている。
プログラムに独創的と謳われていますが 今回演奏してくれたグラナイーナスはその部分を
出さないようにしたのでしょう、綺麗、且つ深い音を紡いだトレモロや音使いに パコへの
追悼の意を表したのかも知れません。聞かせる演奏でした。
第３章 は ここまでとします。
まだ 続きます。 うーん こんなに頑張っている自分を
我ながら 自分を褒めてやりたい （有森選手 風・・・・ ここ笑うとこ・・・） (๑⊙ლ⊙)ブッ
