1970年代から多くのギタリストに衝撃と驚愕そして喝采を浴びた
アル・ディ・メオラが自身のアルバム エレガント・ジプシーの中で
ゲスト参加し収録した 地中海の舞踏 これが
フラメンコギタリスト パコ・デ・ルシアがジャンルを超えて
広く名を広めたきっかけになりました。
そこに収録されている演奏はアドリブ主体と思われますが
実に完成度が高い構成になってますが
いざ ライブ演奏となると レコード会社の思惑もあってか
アル・ディ・メオラの曲とパコ・デ・ルシアの曲(リオ・アンチョ)を
合わせた構成になり レコードの完成度とはかけ離れたものに
なってしまっていますが
少しは 原曲っぽさを残したライブ動画がありました。
アル・ディ・メオラ&パコ・デ・ルシア で
地中海の舞踏 です。
この動画でアル・ディ・メオラが弾いているギターは
フェリーペ・コンデの アル・ディ・メオラモデルで
エレガット仕様です。
特徴的なボディの切れ込み は カッタウェイと言い
演奏性を高めるためにボディに加工をしたもので多くのエレキギターに
カッタウェイがついているいますね。
ちなみに アル・ディ・メオラモデルのカッタウェイは
フローレンタインカッタウェイと言い アコギではあまり
用いられないタイプです。(ギブソンのフル・アコ系が多いです)
それは音響的にはあまりよくないとされているからです。
加工はしやすいのですが音はベネチアンカッタウェイという
ラウンドしたカッタウェイの方が良いとされてます。
まぁ アル・ディ・メオラモデルは エレガットなので
生音は最初から期待していないようです。
この動画では マイクから音を拾っているように見えますが
ボディエンドに プラグコードが差してあるのが見えるので
実際の音はアンプリファイズされたものでしょう・・・・
まぁ この動画は 原曲に近いのでいいデスネ
(だけど原曲とはやっぱり違いが多いです)
いつか 原曲通り弾いてくれるといいなあ・・・・