galli strings flamenco | アフィシオナード!

アフィシオナード!

アフィシオナード・・・それはフラメンコ愛好家のことです。
基本マニアックですがフラメンコ以外のジャンルの音楽も含めて
感じたこと等 色々と見聞きした情報を備忘録代わりにして綴ってます。

昨今、フラメンコ専用弦が 多くなってきました。


一昔では 考えられないくらいの種類になってきてますね


老舗の弦メーカーであっても 今まで商品化されていなかったのが


今になって リリースされてきましたね。









クラシック・フラメンコギターを取り扱うショップでは


大抵の弦も一緒に販売しているものですが


そうしたところでは扱っていないけど ナイロン弦を販売しているところがあります。


ロック・ポップス系の楽器を扱う イシバシ楽器だけで取り扱う弦


ガリストリングス というメーカーがあります。


ここは イタリアの弦メーカーで かなりの老舗になるようです。







そのガリストリングス ・・・低価格で質の良い弦を販売しているので


ロックギターの時、たまに使っていました。スチール弦はもちろん


ナイロン弦でも たまに使っていたのです。 そのガリストリングスのいいところは


デジタル機器を用いて弦の生産をしていてピッチの正確さは実に優れています。


今までも カーボン含有弦とかチタン含有弦など積極的に新技術を取り入れた


商品作りは 単に老舗というだけではなく新進性に富んだ会社だと認識してます。








そのガリストリングスが フラメンコ弦を販売していました。


フラメンコ と名打つだけに 非常に期待して 2セット購入


お値段も 安い! 税込み ¥945 ! 


他メーカーの弦の実売 と比較して 約6割くらいかな・・・


お財布に優しい ガリストリングス の弦 早速試してみました。







フラメンコ と言うくらいですから 取り付けるギターも 遜色ないもので


試してやらないと いけませんね


今回は フラシスコ・バルバ の白 で試してみました。




アフィシオナードへの道




まず やっぱり ピッチの正確さは 特筆すべきですね!


ナイロン弦の場合、往々にしてピッチボケの弦が散見されるのですが


これは 流石に ピシッとしてます!


この辺は実に安心材料ですし ポイントが高いです。





んで 肝心の音ですが 以前試した ダダリオのプロアルテ EJ25Cのような


低音弦の 輝きは残念ながら これにはありません。


その代わりに中音域にエネルギーがあります。ラスゲアードをすると


4弦、3弦が比較的元気がいい感じですが 全体的には おとなしい 印象です。


4弦、3弦はどうしても沈みがちな傾向にある中に 元気がいいところは


実にイイですね! バラ弦で欲しいくらいです。





個人的には フラメンコ と名うっているいるのだから 


もっと低音弦が 輝き暴れるような方が好みです。 


もちろん 忘れてはいけないのが ギターと弦には相性があって


相性が悪い場合だと 音のバランスが悪く出るケースがあるので


一概には言えません。 たまたま バルバと相性が悪かったのかもしれません。





この値段で優れたピッチを持つ ガリストリングス は


十分 魅力ある弦だと思います。


もしかしたら量産ギター向けに作っているのかもしれませんし・・・


あと1セットあるんで 他のギターでも試してみたいと思います。


相性がいい場合は ものすごいフラメンコらしい輝きを持った音を出すかも


しれませんから・・・・