ソロンゴは何に乗せて歌う | アフィシオナード!

アフィシオナード!

アフィシオナード・・・それはフラメンコ愛好家のことです。
基本マニアックですがフラメンコ以外のジャンルの音楽も含めて
感じたこと等 色々と見聞きした情報を備忘録代わりにして綴ってます。

またまた かなり マニアックな記事になります。


全くわからない方・・・・・ ごめんなさい・・・・






フラメンコの真髄は カンテ(唄)にあるとよく言われます。


そのフラメンコの唄のレトラ(歌詞)はほぼ決まったものが多いようです。


なかでも フェデリコ・ガルシア・ロルカ という詩人が作った詩を


フラメンコに乗せてうたわれるケースが多いようです。







ソロンゴ(ソロンゴ・ヒターノ)というパロ(曲種)がありますが


今までソロンゴは ペテネーラのリズム(グァヒーラとも同じ)で


うたわれると思ってましたが この動画を見て  


工エエェェ(´д`)ェェエエ工 って  なりましたよ








まずは聞いてみてください。


フェデリコ・ガルシア・ロルカ歌いの名手の


カルメン・リナーレスで ソロンゴです。












フラメンコにちょっとはかじっている方! お解りですよね?


そう  これは タンゴスのリズムです。







パコ・ペーニャとか パコ・デ・ルシアのソロンゴとは


全く別物ですよね!






そこでちょっと調べてみたら・・・


こんな文献がありました。





ソロンゴ : カンテ・バイレ・トケ すべて 格付けは チーコ(小さい)


ソロンゴは フェデリコ・ガルシア・ロルカが掘り起こして復活させた


古い民謡の一つで 比較的新しい時期にフラメンコの仲間入りをした。


劇場公演のフラメンコ舞踊団の手によって広められた曲種


レトラはすべて ロルカの作品。






この動画で歌われているのも ガルシア・ロルカの詩です。


その資料から 一部分を ちょっと引用します。






La luna es un pozo chico,

las flores no valen nada,

lo que valen son tus brazos caundo de noche abarazan




お月様は小さな井戸、 花なんかも いらない

今宵、私を抱きしめる あなたの腕があればいい・・・







ウヒャー! (〃∇〃) ロマンチックやん! 


もろに 恋の歌ですね・・・・







さて・・・・ どうやら ソロンゴは ゆっくりとした 官能的な


タンゴスのコンパス(ティエントじゃあないのがポイント)にのせて


歌われるようなのです。


(この動画は まんま タンゴスですけど・・・)








フラメンコのパロ(曲種)には ソレア等のリズムで区分けできるものと


他のリズムに乗りながら決まったレトラで歌われるものも


曲種として成立しているのものも多くあります。


このソロンゴのように ペテネーラベースのものと


タンゴスベースのものがあるってことなんです。


(アルボレアもソレア版、ブレリア版があるのと同じですね)












うーん  フラメンコ 知れば知るほど



泥沼に 入り込んで行くようだ・・・・・












今回、 相当 フラメンコマニアックな記事になりました。


まったく 解らなかった方・・・・ ごめんなさい!





私の場合 たまーに こうした コアなマニアックフラメンコ路線が


気まぐれで出てきますから 取り扱いご注意 ください。


(๑⊙ლ⊙)ブッ