傍聞き  オススメ書籍 | アフィシオナード!

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アフィシオナード・・・それはフラメンコ愛好家のことです。
基本マニアックですがフラメンコ以外のジャンルの音楽も含めて
感じたこと等 色々と見聞きした情報を備忘録代わりにして綴ってます。

昨年から ちょっとした暇潰しにと読書をしています。

主に歴史物が多いのですが



書店で ふと 目にとまったものがありました。








その文庫本 の 帯書き には



おすすめ文庫王国 2012本の国内ミステリー部門



ダントツの 第1位  この20年で最高の傑作!



仕掛けと感動の珠玉短編を堪能せよ と



謳われており 日本推理作家協会賞 短編部門受賞作 とまで



載っている・・・・










ミステリーものは 普段 読まないのですが 短編集だし



そこまで 謳われているものなら どういうものか ちょっと興味があったことと



文庫本の 厚みも それほどないので 買い求めて読んでみました。





傍聞き (双葉文庫)/長岡 弘樹
¥550
Amazon.co.jp





はい




帯書き は ウソでは ありません!



ものすごい 密度の高い短編ミステリーです。 



大抵の作家は 描写表現などで文字数を稼いだりしているのですが



それが極小でありながら その風景が読み進めて行くと浮かんでくる位のすばらしさ



そして 作品名に そのミステリーの核心を載せているのに



最後になって なるほど!  そういうことか! と 唸らせる・・・








この文庫本には 4編 納められていますが いずれも



読む者を引き込む作品です。



あっというまに 読み終えてしまいました。








読書が苦手・・・と言う人でも きっと引き込まれて



読み終えるでしょう。そして そのときに感じる



物語の内容の濃さと人間の内側を深くえぐる切り口に



きっと感動を覚えるでしょう。









これ!   超おすすめです。