先に触れた フラメンコに携わる者なら 必携とまで言われた
(アクースティカで言われました・・・)
アントロヒア・デル・カンテ・フラメンコ
2枚組のCDに納められた 様々なパロを知ることが出来るものです。
このアルバムを作ったのが
ペリーコ・エル・デル・ルナールというギタリスト
今も活躍しているペリーコは 息子さんです。
その息子のペリーコ・エル・デル・ルナール2世の演奏で
にわとりおじさん ラファエル・ロメーロが歌う
シギリージャです。
ペリーコ・エル・デル・ルナール 本名:ペドロ・デル・バージェ
芸名のペリーコ・エル・デル・ルナールは ほくろの男を意味するそうです。
中年過ぎて手術でほくろをとるまで彼の額には 大きなほくろがあったそうです。
(千昌夫みたいだったのかなぁ) (*^_^*)
1894年ヘレス生まれ 同地の名手でギターの魔術師と讃えられたハビエル・モリーナから
教えを受けてカフェ・カンタンテ(カンテフラメンコを聴かせる酒場)で
アントニオ・チャコン等 名カンタオールたいちの伴奏を務めながら経験を積む
1950年代に入ってから名盤 アントロヒア・デル・カンテ・フラメンコを
編纂、監修、製作をした。1964年 癌のため他界した。
地味で目立たないギターの伴奏ですが カンテもバイレもギターの伴奏が無いと
いまいち 締まらないですよね!
ペリーコはサビーカス、ニーニョ・リカルドなどのように脚光を浴びるような活躍は
していなくとも 多くのフラメンカに与えた影響はサビーカス等を越えていると思います。
パロ(曲種)を知るには アントロヒア・デル・カンテ・フラメンコですね