ギターの見定め方 | アフィシオナード!

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アフィシオナード・・・それはフラメンコ愛好家のことです。
基本マニアックですがフラメンコ以外のジャンルの音楽も含めて
感じたこと等 色々と見聞きした情報を備忘録代わりにして綴ってます。

私のように 酔狂 とも言えるほど ギターを集めてしまっていると


それなりに ギターの見定め方 なんぞ 身につけていたりします。


それは 新品ギターではなく 中古ギターを買う場合に特に発揮されます。





中古ギターは それぞれ状態が違います。 新品同様のものから


ジャンクレベルまで 様々です。


そこで ちょっとマニアックなギターの状態判別方法を綴ります。







よく ミュージシャンが 格好付けて ボディエンドの真ん中からネックを見て


ネックの状態を確認しようとしている様をたまに見かけます。


まぁ 格好よくみえるけどね・・・





私からみたら  ( ´艸`) ププッ と笑ってしまいます。





そんなのでは ネック状態など解るわけございません。 誤認する典型ですね!


それで まっすぐかどうか など有名なプロメンテナンスの方でも判別出来ません。


せめて ボディエンドの左右斜めからネックを 見るとかなら マシなのですが・・・・




実際のプロはもっともっと マニアックにネックの状態を確認します。


それだけネックは重要なのです。






これは たくさんの有名ミュージシャンのギターなどのメンテをされている方から


教えていただいた方法の 一部 です。 


まだ他にも 治具を使った方法もあるようですが 今回は割愛します。






ナットの状態確認



3フレットを押さえて ナットとの間 の弦を 弾いてみて 詰まり音が無ければOK





ネックの状態確認



1フレットと 12フレット(つまり13フレット)を同時に押さえて その間を 


はじいて 詰まった音が 無ければローポジションのネックの状態はOK



ハイポジションは 5フレットと 最終フレットを同時に押さえて その間を


はじいて詰まった音が 無ければハイポジションのネックの状態はOK




★ ただし その 押さえたフレット 2点間の 隙間が わずかな隙間で


  ある場合がベストですが 1㎜も開くようでは ネック反りしてます。





ボディ


各所を 軽く コン、コンと全部 叩いてみてください。


そそ スイカを叩くように  (=⌒▽⌒=) 


高めの音で コン、コン、と 鳴れば ボディ内の補強板の


剥がれはありません。 OKです。



このときに 低めの ゴッ とか きしむような音がしたら


補強板の浮きや剥がれがあります 敬遠しましょう。





後は 見た目がどうかとかは 直感で判断してください。






文章ばかりで 解りづらかったかもしれませんが


よく 確認してみてください。





最後に補足ですが 



ネックの状態が多少悪い場合でも (6弦側 と 1弦側の反り具合が違う等)


実際の演奏上 支障とならないケースもあります。 


厳密に前述通りでは無ければ 駄目 という訳ではありません。



ギターの状態を厳しい目で判断するメンテマン伝授方法のため


参考程度にしてください。







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