学士会館

昨日　ＮＨＫで　「学士会館が建て直しのため　年内でいったん閉館する」という話を放映していました

学士会館は旧帝国大学卒業生が会員になれる施設で

結婚式場、ホテル、レストラン、などがあります

私のパパが東京大学を卒業していたので　子供の頃から何度も訪れた思い出の場所です

特に家族の誰かがお誕生日の時や　クリスマスによく訪れていて　

子供の頃は　お気に入りのビロード（今で言うベルベット）のワンピースを着ていけるので

とても楽しみでした

建物は重厚な作りで　中では赤い絨毯が敷かれているので　

子供心にも「特別な空間」という思いがあって「お利口さんにしていないと行けない場所だ」と思っていたのも覚えています

子供の頃はシルクハットをかぶったポーターさんというのでしょうか

係の方が車を誘導したり、入口のドアを開けてくれたりしていました

（写真は学士会館ホームページより）

囲碁ルームがあったり　当時としては珍しかったビリヤード台もありました

大きなクラッシックな柱時計もあったんです

（写真は学士会館ホームページより）

我が家はたいていこちらのレストランを利用していて

古風なメイド服、今ならディズニーランドのホーンテッド・マンションのキャストさんのような

衣装を着たウェイトレスさんが給仕をしてくれました

（写真は学士会館ホームページより）

暖炉も子供心には珍しくて　異国情緒を感じる場所で

こんな素敵な場所なのに　私は子供用チェアを用意されるのが屈辱的で

初めて大人と一緒の椅子に座れたときはとてもうれしかったのを覚えています

ランチコースは　前菜、サラダ、ロールパン、コーンポタージュスープ、肉料理、魚料理、デザートはアイスクリーム、そしてほろ苦い珈琲・・・

磨き抜かれた銀食器は子供には少し重く感じられ

毎回パパやママに「フォークとナイフは外から使うんだよね？」と確認をしていたのも覚えています

私は本当に　ここのスープとロールパンが大好きで　パパが週末「どこで食べたい？」と聞いてくると必ず「学士会館！」と答えていました

クリスマス・ランチは　これも当時としては珍しく　本格的にターキーが出てくるのですが

子供にはターキーに甘いクランベリー・ソースがついてくるのは納得がいかなくて

それでもパパやママも　テーブルにセットされていたクリスマスのコーン・ハットをかぶって　皆で記念撮影するのが恒例となっていました

同窓会から？大学から？補助金が出てるのでしょうか

バブル時代でも　コースランチは600円

クリスマスパーティも1000円程度で楽しめたんですよ～

今考えると驚きです

ちなみに　私の結婚披露宴も学士会館でした

そんな思い出いっぱいの場所も　パパが亡くなってからは会員ではなくなってしまったので

行けないままでしたが

実は今は一般の人も利用できたとのこと

知ってたら改築前に懐かしのレストラン、行きたかったな～

さてさて　本日のアンバーズ

予想最高気温22度　2月なのに

上着はもちろんいりませんでしたが　長袖シャツでお散歩したら暑かったです

モールのお庭では　初春を告げる　クロッカスが顔を出していました

今日の梅も良い香り～

そして　今日は梅の木にメジロを発見

楽しそうにミツを吸っていましたよ

そして　我が家のバラですが

まだ2月なのに　あたたかすぎて　葉が芽吹いてきてしまってます

でも　とりあえず　摘まずに様子見します

ちなみに明日からまた寒いそうです