1997年式Y33セドリックにガラスコーティングは、大田区からのお客様です。
オーナー様との出会いも、14年めを迎えました。
実はこの長い期間、ずっとオーナー様が悩んでこられてきたのが、Y33に付着する頑固な汚れでした。
Y33の下地処理レポート
今回のご依頼でも、まず頑固な油汚れを取り除いて研磨作業にはいることになりました。
頑固な汚れとは)
電車のパンタグラフの潤滑油として使用されている二硫化モリブデンという工業油があります。
この油分が飛び散って塗装の上に付着したのが汚れの原因ですが、季節によっては防ぎきれないのが、オーナー様の悩みのひとつです。
磨き処理について)
はじめてのご依頼から4回も研磨処理を重ねていますので、塗装の膜厚と強度を慎重に考慮しながら研磨作業になりました。
下地処理前と処理後のボンネットを比べてみました。処理後のボンネットには、照明の映りがハッキリして光の乱反射がかなり消えました。何しろ塗装膜が薄いため、ヒヤヒヤしながらの作業です。
こだわりは自然光に映えるガラスコーティング
商品名は、バリアクリスタルファーストプレミアムです。
しっとりと濡れたような艶が美しいガラスコーティングですが、傷の溝を埋める効果もあるバリアクリスタルファーストプレミアムです。
艶を引き出すホイールコーティング
はじめて会った時は、ピカピカと輝いていたグリルメッキでしたが経年劣化が訪れてきたようです。
さあ~、明日はオーナー様が迎えにきます。今宵はY33セドリックにゆっくりと工房で休んでいただきましょう。
最後まで、お付き合いありがとうございました。
また、お会いしましょう。 店主