スズキ車に採用されている5AGS。
何かとトラブルをよく耳にするシステムなので、心配されているオーナー様も多いのではないでしょうか。
今回は車検でご入庫頂いたスズキアルトRSターボに搭載されている、
5AGSミッションに搭載されているAGSシステムオイルを交換します。
実はこの5AGS用のオイルは2種類使われていて、
1つは普通のギアオイル(シングル番手)、
そしてもう一つは、デュアロジックユニットと言えばいいのでしょうか、メカトロと言えばいいのでしょうか、そこに使われているオイルです。
実はこのメカトロオイル、スズキディーラーでも手に入れる事が出来ないオイルで、交換したいのならメカトロ部分ASSYにて機械ごと丸まま交換するしか方法が無いという、飛んでもないオイルです。
フリークでは、この特殊なオイルを製造しているオイルメーカーと取引をしていますので、ちょっと情報が頂けるのと、
あと、このオイルは現状スズキメーカーに卸していますが、近々、全く同じものをその製造メーカーから卸して貰い、販売を開始出来そうです!!
今の段階ではあまり情報を出せなくてすみません。
車検でお預かり中のアルト ターボRS。
AGSユニットのフルードタンク。
パイプを引き抜いて、中のフルードを吸い出します。
0.4リットルちょっと抜き取れました。
真っ黒に汚れています。
新しいAGSユニット用フルードに交換します。
フルード交換後にはアダプションが必要です!!
Autelのマキシスを使って施工可能です!
トランスミッション側のオイルも同時に交換します。
メカトロ側を交換して終わりって、そりゃダメでしょう!
ドレンプラグの磁石にはたっぷりと鉄粉が。
トランスミッションオイルもこんなに真っ黒です。
使用するのは最高級オイル「ロイヤルパープル」。
チョイスしたグレードはシンクロマックスです。
トラブルの多いスズキ5AGS。
一部のシステムに於いてはフルードが手に入らないからと言って諦めていた方、いつ訪れるか分からない故障・トラブルにビクビクされていたかも知れません。
フリークでは、この様なメンテナンスを施工させて頂いております。
いつかは訪れてしまう故障点を、一歩向こうに!二歩向こうに!!
現時点から、どんどん向こうに遠ざけてあげましょう!!!
物を大切にする。
古来より続く、日本人の良き習慣ですね。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 99,960km>
※同じ内容の故障事例でも、必ずしも原因は同じとは限りません。同じDTCでも原因が多岐にわたる事もあります。修理の基本である、しっかりとした問診と診断手順で原因究明して下さい。「同じ部品を交換したけど直らなかったけど、どうして?」という意味不明の連絡が同業者様から寄せられています。基本の順守をお願いします。ユーザー様も、症状が同じだからといってお付き合いのある整備工場さんに「この部品を変えて下さい」といった指示はお控え下さい。
※弊社では時々整備ブログを書かせて頂いておりますが、ブログ掲載を行って欲しくないお客様は事前に申しつけ下さい。出来る限りこちらからも「掲載可否」を頂く様心掛けますが、折り悪くその接点を持てない事もあるかと思います。ご来店時アンケートにも、「掲載可否」の項目を追加させて頂きました。掲載内容・記述内容に付いて訂正・削除をご希望の方はご連絡下さい。出来る限り早急に対応させて頂きます。
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(1) フリークでは、密閉式ミッションの圧送交換が出来る様、様々なアタッチメントを製作・販売しております。メーカーから提供されていないストレーナーや、長期欠品しているストレーナーの在庫も出来る限り取り揃えています。商品一覧はこちらです → F-PETシリーズ
(2) フリークは、AUTELの代理店でもあります。AUTEL製品のご購入を検討されている方は、連絡頂けましたらお見積もりさせて頂きますAUTEL インテリジェント テクノロジー
(3) 弊社への連絡は、LINEかメールをご利用下さい。連続したお問い合わせの中で失念してしまうのを防ぐ為です。ご協力下さい。LINE-ID 「freakltd」 メールアドレスは 「 info@c-frk.jp 」 です。
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愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました
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