CAR-EQ 新車のための       装備と解説データバンク -4ページ目

最初のマイカー

ATとブレーキについて思うところがあり、昔のクルマのことを記した。

20年近く前になるが、私の最初のマイカーはスターレット(EP71だった。学生のころにあちこちへ走り回った思い出深いクルマだ。私のクルマは1300cc4気筒SOHCで1気筒あたり3バルブだったため、12 VALVESと派手に書いてあった気がする。DOHCは高性能車で、多くのクルマはSOHCだった(アメリカ車はOHVが多かった)、しかも燃料噴射はEFIではなくキャブレターだ。ミッションは親の意見でATだった。AT3速ATでフルオートマチックと書いてあった。もちろん電子制御ではなく油圧制御だ。あの当時、スターレットのようなコンパクトカーはリッターカーというカテゴリーで、そのほとんどがMTで乗られていた。AT自体が高級な装備だったのだ。おそらくEP71のブレーキはMTを基準にチューニングされていたのだと思う。ATMTと違い、ブレーキを踏んで停止するまでの間ずっとトルクがかかり続けている。それはクリープ現象をつくり、運転しやすくしているのだが、ブレーキとしてはMTよりも強力に働かないと用が足りない。私は当時、ブレーキの利きが悪くて何度となく怖い思いをした。それは夢にまででてきたほどであった。更にエアコンが状況を悪化させていた。オプションのマニュアルエアコンにはコンプレサーの省電力モードがあり、「AC」と「ECON」という2つのスイッチがあった。ECONはエコノミーのことなのだが、これがくせ者だった。エンジンの回転が落ちて発電量が減ると、勝手にアイドリングアップするものなのだ。先ほどのブレーキの利きが悪かった話と総合してみよう。ブレーキを踏んで止まろうとするエンジンの回転が落ちる。ここまででも、かなりがんばってブレーキペダルを踏んでいるのだが、もうちょっとで停止するというところでエアコンのコンプレッサーのスイッチが入ってエンジン回転がわずかにあがる。結果、停止予定位置よりも1mは前に進んでしまうのだ。実はこれで接触事故をおこした苦い経験がある。この後、乗り継いだマイカーはすべてMTだったのだが、ATに乗るときはブレーキの効きとエアコンの効きはかなり気にしている。ATにはAT用のブレーキが必要だと思っている。

シビック [ホンダ] フルモデルチェンジ

2005年9月22日

ホンダのコンパクトカーとしての役割をフィットにすっかり代わられてしまったシビックがフルモデルチェンジした。「シビック」といえば3ドアまたは5ドアハッチバックのことを指し、4ドアセダンは「シビックフェリオ」と呼んでいたが、今回の「シビック」は4ドアセダンとなった。「シビック」の位置づけが変わってきているのだろう。注目はハイブリッド車だが、今回はノーマルシビックについて記したい。

8代目となるシビックはボディーもエンジンもサイズアップしている。全幅は17501755mm、車重は12001240kg、ホイルベースは2700mmボディーサイズは立派な3ナンバー車。エンジンは1800cc(140ps17.7kgN)FFのみで、5ATと5MTがある。燃費は16.217.0km/L。軽量に収まっていることが燃費にも好影響なのだろう。CVTを採用せず、5ATとしたのはどんな理由があるのだろうか。価格は標準状態で187214万円台。安いクルマではない。先代5ドアハッチバックは後席がリクライニングして床がフラットだったのがとても気に入っていたが、新型のセダンでは後席はリクライニングせず、床にもちょっとした盛り上がりがある。ファミリーユースには不向き。フィットに押し上げられているのだろうが、シビックがこれだけ大きくなるとアコードセダンの居場所がない。ユーロRにがんばってほしい。

日本車的安全装備(=2エアバック、ABS)は標準装備だが、輸入車で標準化されつつある、サイドエアバック/カーテンエアバッグ、ESP(VSA)はオプションとなる。オプションでも付けられるようになったことだけでも進歩か。後席中央は3点式シートベルトが付くが、後席のシート形状は2名用のようだ。ホンダのオプション組み合わせが決まっているので、欲しいものがうまく組み合わせられない場合がある。例えば1.8GVSAESP)を選ぶとサイドエアバッグとスマートキーシステムは選択できなくなる。欲しいものを付けるには1.8GL1.8Sを選ぶことになるのだが、例えば1.8GL(5AT206万円)にVSA63000円)、ディスチャージヘッドライト57750円)、サイドエアバッグ・カーテンエアバッグ84000円)を選択するとCMS+IHCC262500円)、HDDナビ241500円)とスマートキー73500円)が勝手に選択されてしまう(多分)合計はなんと295万円!!、そのうち57万円分は望まない装備だとするとちょっと買う気はなくなる。もっとも私はこれらを全て付けたいので問題ないのだが、合計が300万円近くになることは驚きだ。シビックってこんなに高いクルマだったのかと。組み合わせ方式はカーナビを後付にするといった選択肢が使えない。GolfⅤはほとんどの安全装備が標準でGLi278万円、E240万円。とても割安に見える。CIVIC

C4 [シトロエン]

新車の試乗など数年ぶりだったが、C4に乗る機会があった。ディーラーの周囲を2~3km乗っただけだが、その時の印象を残したい。乗ったのはC4 1.6の4ドア。オプションのレザーシートだったが、皮のにおいはきつくなく、座り心地は良好。中央パッドが固定されたステアリングも、一風変わったセンターメータも特に違和感がなかった。インテリアの仕上がり具合は日本車流に上質感があり日本人にもうけると思われる。パルファムエアフレッシュナーと呼ぶ香りを仕込んだエアコンもしつこくなくちょうど良い感じ。香りは1つのカートリッジで2ヶ月程度保つらしい。ラミネートを挟み込んだ窓ガラスの影響もあってか、音も静かでこのあたりも日本車っぽい。走り出してウィンカーのスイッチが左側のため輸入車を実感する。ブレーキは良く利きそうだが、踏み加減を覚えるまではおっかなびっくりだった。奥まで踏み込むと効く感じだった。以前から聞いてはいたが、4ATはなかなかトップギアに入らない。3速の守備範囲が広いのだろう。Dレンジでも現在選択されているギアが表示されるため、それがよくわかった。減速して止まるときはカクカクとかるい振動が伝わる。ATが3→2→1と自動的にシフトダウンされるときのショックだ。ステアリングに付いているタコメーターは試乗の時間にじっくりと見る余裕はなかった。平坦路だったのでパワー不足は感じず、静かにするすると速度をあげクルージングスピードに達していた。ATのシーケンシャルモードも使う機会はなかった。シーケンシャルモードはクルージングスピードで4速に入れるのには役に立ちそうだ。試乗コースはカーブや凹凸路がほとんどなく、そのためサスペンションの出来に感動することもなかったが、長距離を乗るときっと良いものなのだろうと期待した。変わったクルマを求めると、予想より普通すぎると思うかもしれないがパーソナルユースのクルマとしてはこれで良いと思えた。でも1.6にはESPが付かない。 C4

マーチ [ニッサン] マイナーチェンジ

2005年8月25日


2002年3月にフルモデルチェンジした3代目マーチのマイナーチェンジ。デザインは内外装を変更している。発売当初は1000cc1200cc1400ccエンジンをラインナップしていたが、今回のマイナーチェンジで1500ccが加わりラインナップは、1200ccFF)、1400cce-4WD)、1500ccFFとなった。1200ccは5MTと4AT1400ccは4AT1500ccCVTで、燃費は1200ccの4AT19.0km/L)よりも1500ccCVT19.8km/L)の方が優れている。A3でもみられたパワーと燃費の逆転現象がある。全幅1660mm、ホイールベース2430mm、車重は9301040kgで、発売当初と比べて排気量は大きくなったが、ボディーサイズでは正統派のコンパクトカー。最小回転半径は4.4mESP(ニッサンではVDC)の設定が無いので買わないつもりだが、良いところをあげてみる。低価格燃費が良いことはなにものにも勝る。1500ccCVTは、スペック上は燃費、パワー、価格のどれもが満足できる。ちなみに私もパワーはあるにこしたことはないと思っている。ニッサンの最小-小型乗用車とはいっても、10年前の高級車なみの装備を誇っている。全席パワーウィンドウ、エアコン、パワーステアリング、ハロゲンランプ、キーレスエントリー、集中ドアロック、ABS、エアバッグなど、十分すぎる。オプションを含めれば、ディスチャージヘッドランプ、インテリジェントキーまで装備することができる。ヘッドランプの上に付いているシグナルランプはポッコリとドーム状に出ているので車幅の目安になる。車幅がわかりやすいクルマは貴重。このあたりまででパーソナルユースのクルマとしては合格。惜しいのはESPが付いていないことだけ。インテリジェントキーについて付け加えると、ニッサンのインテリジェントキーはキーレスエントリーにキーレスエンジンスタートが付く。トヨタのスマートキーはキーレスエンジンスタートができないものが多いが、それらは普通のリモコンドアロックと使い勝手に大差がない。

パーソナルユースは通勤用となるのだが、私のカテゴリーではマーチからCクラスベンツまで同じパーソナルユース=通勤用の範疇に入る。高級車か大衆車かということはどうでも良く、価格、装備とクルマとしての出来が、買うに値するかどうかということにつきる。他のカテゴリーとしてはファミリーカー、スポーツカーなどとそれぞれがオーバーラップしたカテゴリーがある。と思っている。MARCH

A3スポーツバック [アウディ] マイナーチェンジ

2005年7月26日

2003年9月にフルモデルチェンジしたA33ドアモデルのみだったが、2004年10月に5ドアモデルA3スポーツバックが追加された。スポーツバックはA3に2枚のドアを加えデザインを変えただけではなく、全長が83mm延長され後席の居住性向上やトランクスペースに充てられている。フォルクスワーゲンのゴルフⅤとシャーシなど共通部分が多く、特にスポーツバックは競合すると思われる。エンジンは2000cc150ps,20.4kgNFF_6AT2000ccターボ(200ps28.5 kgNFF_6DSG3200cc250ps,32.6 kgN4WD_6DSGに加え、今回1600cc102ps11.5 kgN)FF_6ATが追加された。以前のモデルにはS3があったが、3200ccはそれを超えた性能を持っている。燃費10.012.8km/Lで、1600cc2000cc2000ccターボとなっていて1600ccより2000ccターボの燃費方が優れている。直噴エンジンとDSGの効果なのだろうか。パワーもあって12.8km/Lはかなり良い。価格的にねらえるのは1600cc284万円)2000ccモデル(339万円)なのでこの2つを検討してみる。ESP全席3点式シートベルトは標準で付く。ディスチャージヘッドランプやカーナビはオプションオープンスカイルーフ(オプション)は今回追加された装備。クルーズコントロールの設定がないのはゴルフと思想が違うためか。装備として不満はないが、大きな魅力もない。試乗して運転したときの満足度が高ければ購入を検討するかもしれない。いまのところゴルフではなくA3スポーツバックを積極的に選ぶ理由はみつからない。

A3SB

クサラ ピカソ [シトロエン] キャンペーン価格

以前にも書いたがXSARA Picassoは買えるクルマの中では理想的なクルマの1台。今回は299万円を60万円値下げの239万円で売る100台限定(11月まで)のキャンペーン。お金があれば買っちゃうかもしれない。HDDナビスカイルーフを装着した特別仕様車VACANCESは10万円高の249万円と更にお買い得。本気で買うかも。

XSARA PicassoXSARAの室内空間を広げ、日本風に言えばミニバン風に仕立てたクルマ。5人乗りだが二列目は3座が独立したシートが付いていて単独でリクライニング、シートスライド、取り外しが可能。後部中央席にも3点式シートベルトが付き、足もとにセンタートンネルがないからきちんと5人が乗れる5人乗り。これだけでかなり高得点。エンジンは2000cc137ps19.8kgNFFATのみ。燃費は公表していない。全幅1755mm、ホイルベース2760mm、車重1340kgESP、イモビライザー、クルーズコントロール、オートエアコン標準装備。フロントシート背面にはドリンクホルダーが付いた収納式のシートバックテーブルが付く。ラゲッジのトノカバーには後席用のサンシェードも内蔵されている。ディスチャージヘッドランプは装着されないが、後付でどうにでもなる。気になる点は実用燃費、真夏のエアコンの性能とXSARAC4にバトンタッチしていること。C4 Picasso(仮)の出来は気になるところだが、XSARA Picassoで十分に満足。是非試乗してみたい。

スマート フォーフォー 1.3NAVIエディション[クライスラー] 特別仕様車

2005年8月26日

スマートフォーフォーの発売1周年を記念した特別仕様車。200台限定DVDナビ+4スピーカーがついて189万円とベースモデルの5万円高で販売される。スマートはもともとスウォッチベンツが共同開発していたが、いろいろなことがあって、両方とも名前を出さないでクライスラーが販売している。と理解している。フォーフォーはForFourつまり4人乗りを考えたクルマでミツビシのコルトと共通部分があるようだが、ベンツはそのことをあまり出していない。全幅1685mm、ホイールベース2500mm、車重10301070kgとコンパクトなサイズで、エンジンは1300cc95ps12.7kgN1500cc109ps14.8 kgNから選べる。FFソフタッチプラスと呼ぶMTベースのATを搭載する。燃費は14.815.6km/L。価格は184228万円。ESP全車標準装備はさすがベンツ。コンパクトカーにもESPを広めよう。エアバッグが4個後席中央にも当たり前のように3点式シートベルトが付く。後席は分割でシートスライドとリクライニングができる。HIDヘッドランプはアクセサリーとして付けられる。エアコンがセミオートだったり、1300cc車は標準では後席のパワーウィンドウが手回しだったりと日本人にはなじまない部分もあるかもしれないが、個人的にはこのクラスのなかでは最有力候補の1台。ちょっと目立ちすぎるトリディオン・セーフティーセルと安っぽいという評価のインテリアが許容範囲内なら、購入対象となる。9月と10月はフォーフォーを購入すると30万円分のアクセサリークーポンがついてくるキャンペーンをやっている。このクルマの対抗はヴィッツRSのCVTの車。

ロードスター [マツダ] フルモデルチェンジ

2005年8月25日

マツダロードスターがモデルチェンジして3代目となった。ROADSTARかと思ったらROADSTERだったのね。エンジンは2000cc166170ps19.3kgNFRのみ、グレードはロードスター(5MT,AT)、RS(6MT)、VS(6MT,AT)の3つ、価格は220260万円。全幅は1720mmのため3ナンバーとなる。軽さが売りの車重は10901100kg。燃費は11.813.4km/L。近年の安全性確保のための肥満傾向からすれば、十分小さくて軽いクルマといえる。全高は1245mmしかない。DSCESP)はロードスターグレードには設定なし、他のグレードにオプション。LSDはロードスターに設定なし、RSに標準装備でVSの6MTにオプション。RSVSDSCLSDの同時装着ができるようだ。スバルのフォレスターに設定車があるが、同時装着は希な組み合わせ。アドバンストキーレスエントリーは全車オプション。セカンドカーを持つことができるのなら有力候補となる。しかしこれ1台だけとなると躊躇してしまう。

他の国産車のオープンカーとして思いつくものは


トヨタ MR-S

レクサス SC  ((ソアラ))

ホンダ S2000

ニッサン フェアレディーZロードスター

ダイハツ コペン


といったところか。

IS

IS [レクサス] 新車種


2005年8月30日

LEXUSがとうとうオープンした。GSSCはすべて500万円以上のため、私が購入を検討するのはISのみとなる。エンジンは2500ccV6(IS250:215ps26.5kgN3500ccV6IS350318ps387kgN6ATのみ、基本的にFRだが、IS250にはAWDと表記された4WDも用意する。全幅は1795mm、車重は15701640kg、燃費は10.011.8km/L価格は390万~520万円台とレクサスの中では廉価車種だが、十分高い。買うとすると2500ccFR390430万円台。VSCディスチャージヘッドランプスマートエントリー&スタートクルーズコントロールHDDカーナビ前席パワーシートなどが全グレード標準装備シートのポジションメモリーは標準グレードにはつかない。レーダークルーズコントロールは全車にオプション設定あり。VSCは全車標準装備だが、VDIMVSCの進化型)はIS350のみに装備する。排気量で装備を差別する従来の方式がレクサスでも続いている。特にVDIMが車両安全に大きく貢献するのであればレクサスの全車種に標準装備すべきだと思う。なにはともあれ装備類は相当充実している。後席リクライニングと100km/h以上に設定できるクルーズコントロールがあればほぼ満点。残りは燃費と価格と試乗したときの満足度で400万円を支払う気になるかが決まる。ガソリン価格の高騰はクルマ選びに影響あり。

Cクラス

Cクラス [メルセデスベンツ] 車種追加


2005年8月19日

我が家の新車購入の予算は家庭の事情により多少の変動はあるものの、200万円台はおおよそ問題なし300万円台努力が必要、400万円台よっぽど良いクルマなら考えないことはない。と理解している。Cクラスを購入リストにあげるにはかなりの無理がある。今回の改良では2500ccV63000ccV6FR、7AT車が設定された。とうとうCクラスまで7ATが降りてきた。でも両方とも500万円オーバーのため全くの射程範囲外。買えるかもしれないのはC180コンプレッサー(399万円)C200コンプレッサー(468万円)に限られる。ベンツはスーパーチャージャーをコンプレッサーと呼ぶ。C180もC2001800ccの排気量なので自動車税の時期には得した気分になれる。全車でESPクルーズコントロールパワーシート標準装備なので困ることはないのだが、カーナビはC280以上、バイキセノンヘッドライトはC230以上で標準装備となる。カーナビは全車標準装備して良いのではないか。キーレスエンジンスタートと車間制御付きクルーズコントロールは設定がない。新しいSクラスには0~200km/hの間で設定できる車間制御つきのクルーズコントロールが付くという記事を読んだが、本当なら最強だ。ベンツにはすべてのクラスでどんどんハイテク装備を付けてもらいたい。装備の比較ではC180C200に70万円以上の価格差を納得できるだけの違いは感じられない。というわけでC180コンプレッサーに決まりなのであるが、いざ買えるかというとなかなか難しい。通勤車としては最良の一つだとおもうが、それだけのためには高すぎる。結婚前に買っておけば良かった。