およそ1ヵ月ぶりに、
有料老人ホームの叔母を訪ねた。
叔母はホームの介護フロアにいる。
叔父亡き後ひとり暮らしだった叔母は、
骨折の後遺症で脚が不自由で、
介護認定を受けていたのだが、
運悪く自宅で転倒し立ち上がれなくなり、
丸一日経ってから発見された。
それがきっかけとなり、
有料老人ホームに入居することになった。
当時は介護度が低かったため、
老健や特養といった公的なところの空きを
待っている余裕はなかった。
叔母は亡くなった母の妹にあたるが、
子どもがいないので、
僕が保証人になっている。
母や父は高齢であることが理由で、
単独では保証人にはなれなかったのだ。
叔母が入居した2018年当時は、
入居一時金は高かったと記憶している。
2000万円前後の費用がかかるうえ、
月額25~30万円近い費用が必要だった。
新型コロナ禍下の面会制限期間中に、
叔母は認知症を発症し、
老人ホームの一般個室では暮らせなくなり、
介護フロアに移ることになった。
偶然空き室があったのはラッキーだった。
ただし月額請求は、
一般個室以上にかかるようになり、
いまでは40万円近いことがままある。
公的施設と異なり有料老人ホームでは、
紙おむつや洗濯が自己負担となる。
だから十分な貯蓄がないと厳しい。
また、ちょっとしたことでも有料となる。
面会の際、持参したフルーツを、
本人に「あとで食べる」といわれれば、
素直に置いて帰るしかない。
だがあとで食べる場合、認知症なので、
ホームの職員さんに介助してもらわないと、
自発的に食べることが難しい。
ところが叔母のところでは、
ホームで決められた食事以外の介助は、
有料サービスとなり、請求の対象となる。
元気な期間が長ければ、
アクティビティなど楽しみは多いが、
いざ要介護となってしまうと、
費用が驚くほど嵩んでくるのが老人ホーム。
老健や特養など公的施設のほうが、
費用やサービス面では安心だろう……。
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【一覧表で比較】有料老人ホームと特別養護老人ホームの違い(費用・サービス・入居条件)|みんなの介護 (minnanokaigo.com)
※四十九日が明け落ち着くまでは、
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