特養の申込締切りが近い。

だが今月の締切りには、

間に合わない可能性が高くなってきた。

 

2市15施設に足を運んだが、

見れば見るほど悩ましくなってくる。

昨日も一覧表を見比べていたのだが、

帯に短し、襷に長しである。

 

チェック項目は40以上あるのだが、

とりわけ注目しているのは次の点である。

 

【面会】月2回以上、30分対面可。

 土日祝も面会OK。

【歯科】週1回、口腔ケアが受けられる。

【リハビリ】理学または作業療法士が、

月1回は施設に来る。

【同性介助】入浴だけでも配慮してもらえる。

【県平均以上】運営状況レーダーチャートの

 「権利擁護」「安全・衛生管理等」が平均以上。

 

病院では医師と療法士以外のスタッフは、

女性だけの世界にいる50代の妻にとって、

④が100%実行できる特養は重要である。

だが現実的には、残念だが皆無だった。

 

 

それでも入浴には「女性スタッフを配置可能」

という施設が隣市に1つだけにあった。

ところが面会条件が厳しく、

おまけに昭和の建物なので、

耐震基準は阪神淡路以前の設計だった。

 

そんな感じで④が立てば①が立たず、

①が立てば⑤が立たずの悩ましさを抱え、

開栓から1週間が経ち最後の1杯となった

「2019 Chateauneuf Du Pape」を飲む。

 

開栓3日目に際立った苦さは落ち着き、

開栓翌日のような味わいに戻った。

これだからワインは面白い。

 

さて優れた項目に加点をしたところ、

10点以上のポイントがついた施設が6ヵ所、

うち④に配慮は3施設だけとなった。

 

最大5施設まで記入できるが、

踏み切れない自分が何とももどかしい……。