若年性認知症の妻が退院したあと

賃貸の自宅に戻って暮らすのは厳しい。

車椅子になってしまったので、

部屋の仕様が妻には合っていないし、

更新すら危うくなるかもしれない。

 

リスクを抱えて暮らすのは辛いので、

退院後は特養への入所を考えている。

これまでに8カ所の施設へ足を運んだ。

 

いちばん最初に足を運んだのは、

昨年11月初旬だったが、

その直後に新型コロナのクラスターから、

誤嚥性肺炎に妻はかかってしまい、

総合病院への転院治療を余儀なくされた。

 

肌が乾燥しボロボロになった

妻のERへ防御服を着て入ったことを

いまでも想い出すのだが、

完治し元の病院に戻った後、

食の形態が回復するまでには、

さらに1ヵ月以上の時間を要した。

 

だから施設見学を再開したのは、

1月中旬となってしまったのだが、

それは昨秋の取りこぼし分で、

本格化したのは、4月に入ってからのこと。

 

最初の見学から期間が開いてくると、

メモ帳の走り書きの意味があやふやになり、

印象自体も薄れてきてしまう。

それだけでなく年度を超えているので、

新型コロナに伴う面会制限や、

料金などが変わっている可能性すらある。

そこでメモやいただいたパンフの記載事項を

一覧にせざるを得なくなった。

 

早い話、訳が分からなくなってきたのだが、

表形式で各特養を比較してみると、

施設の差異だけでなく、

訊きそびれたことまではっきりしてくる。

 

さらに自分の眼だけでなく、

数値的な目安となるサイトを見つけた。

厚労省の介護事業所・生活関連情報検索

「介護サービス情報公表システム」で、

このなかの運営状況のレーダーチャートは、

可視化された便利な図である。

 

利用者の権利擁護、

サービスの質の確保への取組、

相談・苦悩への対応、

外部機関等との連携、

事業運営・管理、安全・衛生管理等、

従業員の研修等の6項目が、

最高数値を5として、

どのレベルにあるのかが分かるうえ、

県の平均値と比較することができる。

⇩  ⇩  ⇩

 

ひとつの施設で入居とデイサービスの

両方を行なっている場合には、

それぞれをチェックすることができる。

 

施設を探している方や、

これから探すという方は、

ご本人にふさわしい施設選びの

参考材料のひとつに加えてみてほしい。

 

keroぴょんは10ヵ所訪問するまで、

もうちょっとだけ粘ってみます!

 

 

※土曜日は原則、休載日ですが、今週は更新予定です。

その代わり、来週どこかで休載致します。