週末、妻の友人たちと再会した。
うち二人は妻と同じ会社で、
そのうえかつて同じ寮に住んでいたので、
勤務先が変わっても繋がりが強かった。
一人は妻と同じ県の出身、
もう一人は先輩にあたるが、
同郷の友人は寮を出たあと、
妻と同じ駅を使っていたので、
引っ越すまではときどき妻と会っていた。
妻が信頼する先輩はご主人と一緒だったが、
僕もサッカーの試合観戦や、
温泉旅行を共にしたことがあった。
ご主人は中東出身の方で、
軍医として兵役を務めたこともあるが、
いまは医療とは全く関係ない仕事をしている。
僕がご夫妻と会うのは10余年ぶりだが、
妻は若年性認知症と診断された年の秋に、
その先輩や寮の仲良しさんたちと、
20年以上振りのランチ会で再会している。
感染症による行動制限の前年だったが、
ランチ会場まで一人で行く自信がなく、
かなり悩んでいたところ、
妻の同郷の友人が声をかけてくれ、
地元の駅で合流し一緒に行くことになった。
そのときはまだ、
アルツハイマーであることは隠していた。
打ち明けたのはその1年半後だが、
同郷の妻友には真っ先に伝えた。
入院先での面会が再開して、
真っ先に会いに来てくれたのは、
同郷のその妻友だった。
妻の先輩にはそのあと少し経って伝えた。
会うのは久しぶりでも、
コロナ禍下や入院したときに、
電話では話していたので、
ご無沙汰感はさほどなかった。
ランチを食べ、そのあとお茶を飲みながら、
近況などを語り合ったが、
最後に妻へ送る絵ハガキ用の写真を撮った。
今日ハガキを作成し投函予定だが、
届いたとき、妻はどんな反応をするかな?