このブログでは、

若年性アルツハイマー型認知症の妻以外に、

血管性認知症の母のことも書いてきた。

今日はそんな要介護4の母の話をしたい。

 

母が脳出血で倒れ、その後遺症のひとつとして、

認知症を併発してから7年以上が経った。

脳出血時、救急搬送で3ヵ月近く入院したが、

それ以降は母より4つ年下の

90代の父が主介護者となり面倒を看ている。

 

デイサービスの利用は、

母の拒否があまりにも強いため、

一切行わず自宅で介護をしてきた。

 

感情失禁、拒否感、気分の落ち込み、

TVなどの音量に対し過敏になるなど、

認知症による症状は多々あるものの、

その進行を妻と比較すると、

比べ物にならないほど緩やかである。

 

脳出血により右半身に麻痺が残り、

歩行と言語に支障があるため、

7年余、訪問リハビリにより、

足腰の機能が衰えないように努めてきた。

 

リハビリの甲斐もあり、

2階の寝室まで母は手摺りを伝いながら、

毎日2度、上り下りをしてきた。

 

2週間ほど前から、

母は食事をあまり口にしなくなった

「もう要らない」ということが増えた。

固いものは好まなかったが、

自力で普通のものを食べていた。

 

食事の時間に食べない代わりに、

日の何度も冷蔵庫にかぶりつき、

カットしたフルーツなどを食べていた。

水分をほとんど取ろうとしないので、

フルーツは水分不足解消にもなっていた。

その回数が激減してしまった。

 

椅子に座り庭を見ながら、

日中、過ごしていた母だったが、

ソファで横になることが増え、

夕方6時を過ぎると、

もう横になり休みたいというようになった。

 

明らかに体力が弱ってきているので、

GW直前にケアマネと相談をし、

5月から訪問診療を受けることになった。

 

 

(㊦に続く)

 

▲夏みたいな陽射しに涼を求めたくなり、ひと足早く鮎涼ラーメン解禁