週末、妻の退院後を見据えて、

ユニット型特養に足を運んだ。

うち1施設は感染症対策のため、

居室フロアを見ることはできなかったが、

その分、話をいろいろ訊くことができた。

 

入院先では月1回

15分間のリアル面会(予約制)だが、

その施設ではまだ、

窓越しヘッドフォン付きの月1回面会なのには、

ちょっとばかり驚いてしまった。

 

そうかといえば、

毎週面会OKという施設もあった。

寂しがり屋の妻がこれまで、

人との接触に我慢を強いられてきたことを

考慮すると制限がきついところは避けたい。

またいつ逆戻りするかわからないからだ。

 

 

だがそれ以上に、譲れない条件がある。

それは入浴や排泄、着替えなど、

異性による介助が行われることである。

 

現在妻は、女性専用棟に入院している。

主治医や理学療法士を除いては、

女性スタッフばかりの中にいる。

外来の口腔ケアも女医さんである。

 

今年度の障害福祉サービス等報酬改定に伴い、

「本人の意思に反する異性介助」

なされないよう明記されることとなった。

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https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001205321.pdf

 

 

妻の場合はギリギリ50代だが、

認知症を発症した高齢女性の中には、

20代のころに戻る方もいるだろう。

そういったケースでは、

異性介助への抵抗は強くなるかもしれない。

 

夜間、シフトの問題等で、

男性職員しかいない時間帯があるなど、

介護職に携わる方から見ると、

異なった意見があるかもしれない。

 

だが若年性認知症の当事者と

家族とっては、その年齢ゆえに、

無視できないポイントと考えている。