日本少額短期保険協会から、

2022年11月に公表された

『第7回孤独死現状レポート』によると、

孤独死する人の平均年齢は61.9歳となる。

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https://www.shougakutanki.jp/general/info/kodokushi/news/kodokusiReport_7th.pdf

 

厚労省『2022年 国民生活基礎調査』

「世帯構造別、世帯類型別世帯数及び

平均世帯人数の年次推移」によれば、

単独世帯は2001年に24.1%だったが、

2022年には32.9%に増加

また夫婦のみ世帯は2001年の20.6%から、

2022年には24.5%に増えている。

 

これを65歳以上の者がいる世帯で見ると、

2022年の単独世帯は31.8%

夫婦のみ世帯は32.1%とより高い比率となる。

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https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/14.pdf

 

前出の『第7回孤独死現状レポート』によると、

孤独死者の死亡原因は、

病死が最も多く66.8%で以下、自死9.8%、

事故死1.2%、不明22.1%となっている。

 

この週末、約30年前から交流があった

旧友の訃報に接することとなった。

まだ50代だったのだが、

連絡なく仕事に来なくなり、

電話もSNSもノーリアクションだったため、

見に行ったところ孤独死をしていたという。

 

 

孤独死は61.9歳が平均なので、

若くても起こり得ることなのだが、

高齢者のひとり世帯になると、

不安のリアリティは増してくる。

 

また夫婦二人だけの世帯でも、

どちらかが認知症などで介護中だと、

同じリアリティを伴うことだろう。

 

keroぴょんの場合、

母が血管性認知症なので、

父に何かあったら母は電話さえできない。

だから、週イチでの訪問が欠かせない。

 

ブロ友さんの中にも、

故郷に親を残している人も多いだろうが、

家族としても不安を感じざるを得ない。

 

keroぴょんを含め、

家族を病院や施設預け、

単独世帯状態の介護者は少なくないだろうが、

自分に何かあった場合には、

認知症の家族はどうなってしまうのだろう…。

 

話は逸れてしまったが、

単独世帯でも夫婦2人だけの世帯でも、

高齢になればなるほど、

社会との関わりが薄くなってくる。

そうなると、何かあった際に、

世間からは気づかれづらくなる

 

週1回程度の社会との繋がりは、

何がしら持っておくべきだと、

改めて感じた週末だった――。

 

 

のち白ワインワイン!

 

2010Viré Clessé Grand Vin De Bourgne

Cuveé E.J.Thevent

[Domaine De La Bongran]

(フランス/ブルゴーニュ)

 

訃報を知った翌日、ワインで献杯した。ある宴席での会場だったが、そのときは、ほとんど友のことは忘れていたかもしれない。マグナムボトルのワインを久々に飲んだが、友人は、ワインよりもマッコリが好きだっただろう。

 

 

1995年3月1日、亡くなった友人と共にソウルにいた。いまは爆破解体された旧朝鮮総督府の建物に僕らはいた。この日、ここが壊される宣言が当時に大統領によりなされた。とても立派な国宝級の建物だった。

その2週間前、友人と飲んだときに焼き肉談義となった。どうせ食べるなら、本場に行こうとなり、ソウルに飛んだお蔭で貴重なものを見ることができた。

その10数年後、友人は、ある韓国の歌謡祭で日本人としてただひとり、審査員を務めたこともあり、韓流エンタメの普及に尽力した。

昨年、自宅近くで飲んだとき、健康状態に不安を抱えていたわりには、外食中心の生活で、相変わらず濃厚な料理が好きだった。男性のひとり暮らしの場合、食べるものには気を遣ったほうがいいだろう。友人に合掌したい――。

 

▲皇居を望みながら、おいしいワインをいただきました

 

▲お堀沿いに、八重桜が開きはじめていました