メガバンク2行のATMに行くと、
認知症の人でなくとも焦ってしまうのが、
「ピロピロピロ…」というアラーム音である。
妻の入院関係で口座振り込みができず、
コンビニ支払いのものがあるのだが、
現金を引き出したときに、
けたたましい音が鳴り響き、
毎回ドギマギさせられ心臓に悪い。
ノロマなわけではない。
銀行のATMカード、通帳、お札、硬貨の
どれかひとつを手に取った瞬間に、
早くも鳴り出すのだから困ってしまう。
千手観音でないと、
4つ同時には回収することできない。
耳の遠い高齢者が
取り忘れないために必要なのかもしれないが、
アラーム音に対応している銀行もあるので、
小口に対し大手2行は、
どこかの知事と同じ体質なのかもしれない。
もうひとつ気になるのが、
ネット閲覧の際に、ページが遷移したら、
画面いっぱいに突然現れる
「インタースティシャル広告」である。
閉じるボタンを操作しないと
観たいページに切り替わらない。
これも認知症の人や高齢者にとって、
銀行ATMのアラーム音以上に戸惑うもので、
広告を出す企業、掲載する側ともに、
企業モラルを問いたくなるレベルの代物だ。
もしこういうツールを取り入れる企業が、
リテンションマーケティングを
標榜しているならば、笑いたくなる。
騙し討ちのような手法は、
“いまだけ、金だけ、自分だけ”の発想で、
長年ご愛顧されるやり方ではないだろう。
度重なる規約変更もこれと同じであり、
ユーザー側の信頼感は醸成されにくくなる。
前澤友作氏がメタ社のSNS上の広告に対し、
捜査要請をしたという報道があったが、
インタースティシャル広告のような
若年性を含めた認知症の人を惑わす広告も、
一考されるべきだと思う。
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のちワイン!
2021 Marlborough Villa Maria
Private Bin Pinot Noir
(ニュー・ジーランド/マールボロ)
お花見ランチの際グラスで飲んだのが、ヴィラ・マリアのピノ・ノワール。フレッシュな赤い果実感と、シナモンやコーヒーのようなニュアンスを伴う赤ワイン。ソフトなタンニンが、ローストビーフともよく合っていた。
2/29、消費者庁が6社の広告表現が景表法に違反するとして、再発防止等を命じる措置命令を出した。「顧客満足度No.1」などを謳った広告表現に対するものだった。
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新聞広告や中吊りなどの交通広告など旧来のメディアでは、以前から「No.1広告」は、制限されていたが、オンライン広告などのメディアでは散見されるようになったので、より踏み込んだ調査が行われたのだろう。
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こういう広告は、認知症の有無にかかわらず、誤認しやすいのだが、広告と実態が一致していれば、問題はないのだろうが……。