『ゴジラ-1.0』(東宝・山崎貴監督作品)が、

第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した。

怪獣と特撮で育った世代にとっては、

嬉しい限りなのだが、

GHQ統治を皮肉った内容が、

アメリカで評価され快哉を上げたくなった。

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モノクロ版を観たが、

ストーリー、特撮とも完成度が高く、

とても深い作品に仕上がっていると感じた。

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ゴジラといえば、

読売巨人、NYヤンキースで活躍した

松井秀喜選手が思い浮かぶ。

妻はヤンキースの試合を2回観ている。

まだアルツハイマーのアの字すら知らぬ、

いまから20年ほど前のことになる。

 

友人とヤンキースタジアムで観戦し、

感動して戻ってきた翌年、

僕を連れて再び松井の試合を観に行った。

臨場感に浸るなら「ここ!」といわれ、

外野席で熱い応援をしたのが、

昨日のことのように思い出される。

 

 

松井選手はあのテーマ曲で打席に入るが、

映画『シン・ゴジラ』なら妻も観たことがある。

アルツハイマーの症状が出ていたが、

更年期症状と考え見過ごしていた時期だった。

 

神奈川県に上陸したゴジラは、

首都・東京に向かい動き出したが、

その途中、多摩川で阻止を図ろうとした。

 

東京を目指すルートの途中で、

妻が住んでいた町

彷彿とさせる風景が特撮でつくられていた。

それを観た妻は、

「ゴジラが私の家の前歩いたよ!」と、

上映後、とても興奮していた。

 

▲映画を観たら、貰えました!(©2023 TOHO CO.,LTD.

All rights reserved.)

 

そんなゴジラだが、

映画を見た作家・三島由紀夫は、

「優れた文明批評になっている」と評した。

昭和29(1954)年の第1作目は、

第5福竜丸事件がきっかけとなり誕生した。

 

妻とは東京・夢の島公園の

第五福竜丸展示館を訪れたことがあるが、

ゴジラの根底には、

核の問題があることは忘れてはならない。

 

そしてゴジラは、荒ぶる神である。

原作者・香山滋氏のことを知れば、

映画に込められたものの意味が、

理解できることだろう……。

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のち赤ワインワイン!

 

NV 五一わいん J-Craft Wine 赤

(日本/長野)

 

いまが旬のイチゴのような香りの1本は、マスカット・ベリーAとメルローからできている赤ワイン。少し置くと、マスカット・ベリーA特有の焼き芋臭が少しだけ感じられる。ブドウは、すべて塩尻市産を使用している。塩尻市の隣に位置するのが精密機器で有名な岡谷市で、『ゴジラ-1.0』のロケ地にもなっている。

 

 

去る3/10の日曜、今秋の予定されているサイクリング関係のイベントの、試走を兼ねた前哨イベントの応援に出掛けた。主催者が、かつて仕事でお世話になった方だったからである。昨秋、5年ぶりに再会した。5年前には、都心のイベントで約25年ぶりに再会したのだが、そのとき妻を紹介したことがある。

元々は、国際的な自動車ラリーのドライバーだが、そのラリーの撮影フィルムを受け取りに、先輩のクルマで、1/2に成田空港まで行った記憶が甦ってきた。いまから35年くらい前のことになるが、二人で正月出勤になったことを嘆いた。

その先輩は、のちに山崎貴監督作品でプロデューサーを務めた。スタジオジブリ作品でも、制作プロデューサーを務めたことがある。

長編アニメ賞を受賞した『君たちはどう生きるか』と、山崎監督作品の意外な接点かな……?