若年性認知症の妻の入院期間は、

肺炎治療による一時転院で、

当初より半年間短縮され5月までとなった。

延長の可能性は十分あるが、

もう少し制限が緩い住処を探す必要がある。

 

これまでに3カ所ほど施設を訪れたのだが、

いま僕の行動が止まっている

 

気持だけは焦るのだが、

実際に足を運んでみて、

内部を見学できたのは1カ所だけだった。

あとの2ヵ所は、

玄関近くの会議室より奥には行けなかった。

 

感染症対策なので仕方がないが、

インフルエンザシーズンが終われば、

見学できるようになるのだろうか?

 

 

施設内の様子がわからないと、

判断への材料を欠いたまま、

施設選択を行わざるを得なくなる。

これが行動停止の理由でもある。

 

家族会で気にかけていただいている方から、

よい介護施設の見分け方を教えてもらった。

参考にために、ポイントを箇条書きにしよう。

 

・食事の時間を選んで見学に行く。

・そのとき大きなスプーンで介助している施設は、

 効率を重視していると判断することができる。

・食事の介助時、職員が立ち上がっている施設は、

 誤嚥性肺炎対策が十分ではない可能性がある。

・おむつの人は何割くらいか尋ね、3割なら

 適切なケアができている。8割以上だと、

 注意したほうがいい施設。

・1日の日課を確認したとき、

 参加したくない人まで集められ、

 一斉に行事や体操が行われている施設は、

 個々人の生活を尊重していないかもしれない。

 

いずれも見学が必要なので、

現状では食事の現場は見ることはできない。

職員の働いている状況を見られない時代の

介護施設選びは、何とももどかしい限りだ……。