3連休中の2/11午後配信のYahoo!ニュースに、
『若年性認知症の母へ娘の想い
強い母が泣いた夜』という記事が載った。
「それでも私のことを一番に考えてくれる
2人の夢きっとかなえるね」という
サブタイトルがつけられていた。
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広島の地元紙・中国新聞デジタルに
掲載された「私があなたを想うとき」という
企画だった。Yahoo!に掲載されたのは、
娘から母への想いのみだったが、
同紙には母から娘への想いも載っていた。
家族が直面する問題を
Side-A、Side-Bとそれぞれの視点で取り上げ、
安心して暮らせる糸口を考える企画である。
両サイドの想いが引き出された優れた企画だ。
広島市の住む51歳の母が、
若年性認知症と診断されたのは、
48歳のときだった。
そのとき娘さんはまだ高校2年生で、
父不在の家庭だったため、
家計の面でも母の負担は大きかった。
しかも息子さんをも抱えているという。
仕事のミスが続き上長に咎められ、
心身ともに疲れ切ったため退職したが、
認知症のため“身に覚えがないミス”だった。
家賃の安いアパートに引っ越し、
なんとか再就職を果たしたというが、
語られた娘への想いは胸に迫った。
母の想いを要約してしまうと、
ニュアンスが変わるとともに、
著作権の問題が伴ってくるため、
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この記事を読み、妻の言葉を想い出した。
かつて一度だけ受けたインタビューで、
僕には吐露したことがない心境を語っていた。
「認知症ですよと言われたときも、
“え? 私は認知症なの?”って。
すごいショックになっちゃって……。
何をすればいいの?って。
認知症に薬はないって……。
結構、悩んだりもしたんですよ。
でも、頑張らないと……」
こう応えた妻だったが、
半年後には調薬入院となってしまい、
さらにインタビューから1年後には、
2度目の入院をせざるを得なくなった。
ネットに残った妻が語る想いと、
中国新聞に載った若年性認知症の母の想いが、
読んでいて僕の中で1つに重なり、
「これ以上進行しないで!」と、
祈らずにはいられなくなった……。
▲気の早いツツジが一輪咲いていました