昨年末、役所が閉まる日、
申請していた妻の精神福祉手帳1級が、
承認された旨の通知が届いた。
申請してから約1ヵ月、
ぎりぎり旧年中に間に合ったのだが、
役所に足を運ぶ時間がなかった。
年が改まり開庁を待って、
新しい手帳を受け取りに行ったら、
今年3月いっぱいだった期限が、
来年いっぱいまでに延びていた。
1級の申請をすべきか、
2級のままでいるかには迷いがあった。
「痴呆」という言葉と一緒で、
「精神障害者」という用語には、
マイナスのイメージを感じてしまう。
それが1級になるというのは、
イメージだけの問題だけでなく、
重症度の固定化に繋がるような気がして、
気が引けていたこともあるし、
僕が妻に烙印を押してしまう
後ろめたさが心のどこかにあった。
だが妻が60歳を迎える2024年、
将来の年金を視野に入れると、
その前に障害年金の等級変更を行いたい。
現在は2級なのだが、
それが承認されたときには、
自らの足で就労継続支援B型に通えた。
いまは自力では歩けず、会話もほぼできず、
食事やトイレが全介助になってしまったので、
実態としては1級に相当する。
その申請をスムーズにするためにも、
精神福祉手帳1級の取得は欠かせなかった。
ところで2級と1級とでは、
減免・割引の制度に多少の差がある。
1級になると利用できる制度には、
次のようなものがある。
●駐車禁止除外指定車の指定
運転免許所持し、自立支援医療(精神)受給
者証所持者が対象:公安委員会に申請し交
付された標章を掲示することにより、駐禁
区域内(適用除外区域あり)でも、交通の妨
げにならなければ駐車が可となる。
●重度障害者医療費助成
対象者が医療機関等を受診したとき、保険
医療費の自己負担額等を助成(入院医療は
適用外)される。市町村の窓口で申請。
このほか、自治体独自の制度もある。
神奈川県の場合、1級になると、
上下水道料金の減免になる自治体が多い。
また重度障害者として、
福祉タクシーの利用券を
給付してもらえる自治体もある。
窓口での手帳交付の際に、
各自治体の窓口で教えてもらえる。
また最近では、精神福祉手帳そのものが、
カード型のものが登場してきている。
ところで妻の場合だが、
今回は重度障害者医療費助成の
対象であることを示す医療証を
即日で交付してもらうことができた。
のちワイン!
2021 Víré-Clessé Vieilles Vignes
[Pascal Bonhomme]
(フランス/ブルゴーニュ)
2024年の初ワインは、僕が大好きなAOPのひとつ、ヴィレ・クレッセのシャルドネ。“かながわPay”で貯めたポイントで、昨秋購入したもの。2021年というヴィンテージのわりには、黄色みが強く。柑橘系の香りが心地よい。ゆっくり楽しみたい二重丸のワインだった。
昨日、2度目の能登半島地震の寄付をした。国政政党が街頭で募金活動をしていたので、国会議員立候補予定者を捕まえ、党首と共有するよう、ひと言述べてきた。
前回のブログ「新年のおみくじ引いてみた」で書いたこと伝えた。どういうことかといえば、寒いうえ、いまだに揺れが収まらない地域に認知症や障害のある方、その家族を留めるのではなく、金沢や名古屋などの公営住宅や施設を確保し、自衛隊の輸送ヘリで搬出し、不安が少なく、ケアが行き届く環境に置くように訴えた。話をすると、立候補予定者の身内にも、認知症の家族がいることが判明した。
また、元旦に「認知症基本法」が施行された。介護離職の防止策は話し合われているのに、既に介護離職した介護者は取り残されている。そこで、在宅業務による特別公務員などの任期付き採用を検討してほしいとの提案もさせていただいた……。