アルツハイマー型若年性認知症で、
妻は精神科病院の認知症専門棟に
現在入院をしている。
本人の意思とは異なる形での入院で、
「医療保護入院」という入院形態である。
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昨年10月のカンファレンスで、
最大330日の入院延長が認められたが、
翌月、肺炎治療で2週間転院し、
戻ってきたら最大180日になってしまった。
病院の関係者によると、
「医療保護入院」に関わる法律が変わるという。
2024年は認知症に関連する法律や制度に、
様々な動きがあるのだが、
まず「共生社会の実現を推進するための
認知症基本法」が元旦より施行された。
そして4月からは、
「障害者総合支援法」の改正に合わせ、
関連する法律が改正される。
「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」
も、この中に含まれている。
これにより「医療保護入院」も変わってくる。
入院期間は6ヵ月と定められ、
一定期間ごとに入院要件の確認を
行わなければならなくなる。
また入院に家族等の意思表示がない場合、
市長村長の同意で行われるよう、
入院条件が拡大される。
同時に“虐待防止”は強化される。
都道府県の任意事業となるが、
「医療保護入院」の中で、
市町村長の同意で入院した者を対象に、
希望者には“支援員”が訪問し、
傾聴や必要な情報提供を行うことになる。
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https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001041541.pdf
「医療保護入院」だけではなく、
認知症の方の利用者が多い、
「障害福祉サービス」等の報酬も改訂される。
これにより就労選択支援への
アセスメント活用などが期待されている。
長くなるので、このほかの変更については、
機会を改めて伝えたいと思う。