冬らしからぬ気温が続いたが、

昨日はようやく12月らしい体感だった。

寒くなってくると活動量が減り

足腰の筋肉は固まりがちになる。

 

東京消防庁『令和3年 救急搬送データから

見る日常生活事故の実態』によると、

住宅等居住場所での事故で、

4万7,956人の65歳以上の高齢者

救急搬送されている。

発生場所別では居住場所が65.1%を占め、

道路・交通施設や店舗等での事故を上回る。

 

事故種別では「ころぶ」が圧倒的に多く、

うち40.0%が入院を要する中等症以上である。

2番目が「落ちる」で、

以下「ものがつまる等」「ぶつかる」

「切る・刺さる」「おぼれる」

「はさむ・はさまれる」という順になっている。

 

前期高齢者、75歳以上の後期高齢者とも、

2番目までの事故種別は同じである。

 

「ころぶ」要因順としては、

①段差、②階段、③椅子の順。

また「おちる」要因順では、

①階段、②ベッド、③椅子となっている。

⇩  ⇩  ⇩

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/nichijou/kkhdata/data/r3all.pdf

 

消費者庁『令和5年版消費者白書』内に、

「住環境における高齢者の事故について」

いうコラムが掲載されている。

 

この中には令和4年9月に65歳以上で、

同じ住宅に10年以上居住している

800人を対象とした行われた

ネットアンケートの結果が載っている。

 

「けがをした・しそうになった経験(場所別)

の詳細」という設問があり多い順に記すと、

 

①階段(n72)、②風呂場・脱衣場・洗面所・

トイレ(n48)、③庭〈ベランダ含む〉・駐車

(n45)、④食堂〈ダイニング〉・台所

〈キッチン〉(n39)、⑤居間〈リビング〉

(n29)

以下、⑥廊下、⑦玄関〈勝手口含む〉と続く。

⇩  ⇩  ⇩

https://www.caa.go.jp/policies/future/project/project_012/assets/caa_future_cms201_230331_01.pdf

 

 

keroぴょんの叔母は、

10余年間、独り暮らしをしていた。

80代半ばのとき自宅の居間で転倒した。

 

怪我の影響で脚が不自由だったため、

筋力の衰えと相舞って、

自力で立ち上がることができず

一昼夜以上経ってから発見された。

 

万が一に備え、

朝刊夕飯の宅食サービスを利用していた。

前の晩の弁当が置かれたままだったため、

宅食サービス業者から連絡があり、

見に行ったところ、

倒れて動けなくなっていた

 

これがきっかけとなり、

叔母は老人ホームへ入居することになった。

 

独り暮らしの高齢の親御さんがいると、

簡単に様子を見に行けない働き盛りには、

心配の種子は尽きないだろう。

様々なタイプ「見守りサービス」があるので、

データと実体験から利用をお勧めする。

 

今回、紹介すると長くなるので、

具体的な「見守りサービス」は割愛するが、

こちらのサイトが参考になるだろう。

⇩  ⇩  ⇩

 

またこれ以外にも、

自治体による見守り支援サービスが、

居住する地域によってはあるので、

そちらもぜひ調べてみていただきたい。