大谷翔平選手の移籍先が、
LAドジャースに決まった。
10年総額で7億ドル、
日本円でおよそ1015億円と報道されている。
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10年間は移籍ができない契約らしいが、
シーズンオフでも、
これで落ち着いて野球に専念できるだろう。
若年性認知症の妻は、
野球を観るのが好きだった。
キャンプ地がある九州で育ったので、
野球は身近なスポーツだった。
そんな妻はかつて、
ドジャー・スタジアムへ招待された。
観戦をメインとしたキャンペーンに当選し、
無料でLAまで足を運ぶことになったのだ。
野茂在籍の最終年のことだった。
同伴者は割引料金だったが、
仕事が多忙で妻はひとり参加になった。
帰国後、日本の球場との違いや、
食事をしながら観戦できることなど、
熱く語ってくれたのを、
ドジャース移籍報道に接し思い出した。
入院で主不在の枕元近くでは、
ラリーモンキーのぬいぐるみが、
妻との再会を待ち続けている。
大谷選手移籍のニュースとともに、
写真付きハガキにして送るとしよう……。