点と点が繋がらず、

ずっと紹介を迷ってきた

「低放射線ホルミシス療法」の続きです。

読み逃した方は下の囲みから前回をどうぞ!

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ホルミシス療法には、

ラドンが使われると書いたところで、

前回は終了した。

ラドンをどう使い、何を治すのだろうか?

 

ラドンはガスである。

ガスというからには吸入することになる。

その吸入器具レンタル会社のサイトには、

微量の低放射線が活性酸素を打ち消し、

抗酸化作用をもたらすと書かれている。

 

活性酸素は体のサビである。

老化や様々な病気の要因となり得る。

以前このブログでも、

書籍の紹介をする形で、

酸化がアルツハイマーの一因と書いた。

 

そこでラドンに含まれる低レベル放射線が、

体の中で起こる酸化を打ち消し、

アルツハイマーに効果を発揮すると、

考える方もいると思う。

だが、それはやや早計である。

 

鉱物のラジウムが崩壊する過程で、

ラドンが生まれると説明したが、

正式にはラドン222で半減期は約3.8日。

体内に入って残るのは1~2%で、

その過程でアルファ線による

イオン化現象が起こる。

 

このイオン化により起こることが、

ホルミシス療法の真骨頂となる。

それはDNAの自己修復能力の活性化である。

細胞の70%を占める水分子に作用し、

p53抗体遺伝子との関わりで活性化する。

 

 

ラドンはガスで吸入すると書いたが、

ホルミシスルームでのラドン浴もある。

もっと手軽なのは、

ラドン温泉での湯治である。

 

ただし塩素殺菌のない源泉掛け流しでないと、

塩素による化学変化で効果は薄まる。

ホルミシスルームや吸入は高価だが、

ラドン温泉ならば行楽を兼ねて楽しめる。

 

ところで、ここまで読んできた方なら、

お気づきかもしれないが、

抗酸化やDNA修復のことは書いたのに、

アルツハイマーとの接点に触れていない。

何故ならば、点が繋がらないからである。

 

それなのになぜブログで扱おうとしたのか?

備忘録以外の理由としては、

数理物理学・量子力学・脳科学を専門とする

ノートルダム清心女子大学大学院の

保江邦夫教授と、作家・さとうみつろう氏

対談動画でラドンとアルファ線のことが、

約2ヵ月前にわかりやすく語られたためである。

 

このYouTube動画を見れば、

低放射線ホルミシス効果の理屈が、

生命誕生にまで遡りとてもよくわかる。

必見の動画なのでぜひご覧いただきたい。

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また、タレントの山田邦子による

故安倍元首相のお抱えドクターへの

インタビューも参考になる。

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このブログでは上で紹介したURLの

動画の内容をなぞるつもりはないが、

アルファ崩壊のことに触れておかないと、

点と点が繋がらないことを説明できない。

 

残念だが、この続きは明日にしたい。

 

(次回に続く)