今日は久々にブログっぽい内容です。

 

父(90代)の白内障手術が終わり、

いまのところ経過は順調そうでひと安心。

これで両親のサポートは、

なんとか一段落しそうな感じ。

 

片目ずつ手術を行ったので、

サポート期間がふた山になったけど、

前半は調査入力の短期仕事とダブり、

結構バタバタだった。

 

この時期にはブログ更新が、

日付変更線ギリギリの日が続いたけど、

それが遠い昔のように思えてしまう。

 

母は血管性認知症で在宅介護中。

要介護4だが、

介護保険をほとんど使っていない。

 

ヘルパー、デイサービスはNG。

脳出血により半身麻痺の後遺症が残ったが、

機能維持のための訪問リハビリさえ避ける。

 

そんな母だから、

感情面のコントロールがしづらい。

テレビをつけることすら嫌がり

つけていると消すように大きな声を出す。

 

父が病院で検査等を受けている間、

家の掃除等が落ち着いたら、

テレビの代わりに

久々に小説を読むことにした。

 

 

お蔭で2023年第20回本屋大賞受賞作品、

凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)を読了。

 

 

さらに一般書1冊を読了し、

沢木耕太郎『天路の旅人』(新潮社)

現在読み進めている。

 

凪良ゆう作品といえば、

2020年の第17回本屋大賞に

『流浪の月』が選ばれ、

広瀬すず/松坂桃李主演で映画にもなった。

 

keroぴょんが出版社に勤務しているころ、

凪良ゆうはBL作家の気鋭だった。

いくつかの作品を読んだことがある。

そのころからストーリー展開がうまかった。

 

『汝、星のごとく』の舞台は、

瀬戸内・しまなみ海道の島と東京。

 

ちょうどワイン仲間のひとりが、

GWを利用してしまなみ海道を

自転車で走った話を聞いた直後に、

何も知らずこの本を手に取った。

 

それだけではなく、

しまなみ海道の出入口に当たる街は、

血管性認知症の母の先祖たちが眠る地。

十代にわたる江戸時代の足跡が残る。

シンクロニシティとは、

こういうことをいうのだろうか?

 

そんなことを感じながら、

両親のサポート重点月間となった6月は、

今シーズン初の蝉の声と入れ替わるように、

過ぎ去ろうとしている。