昨日の食の摂り方による

「アルツハイマー予防」の続きとなる。

ここから読まれる方は、

ぜひ前編を読むことをお勧めする。

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「アルツハイマー病にならないための食生活」

の4原則の説明をしてきたが、

中編では③と④について詳述する。

早速、昨日の続きに移ろう。

 

③の12/3については、

ダイエット法としてのほうが

知られているかもしれない。

 

その日の最後の食事と、

翌日の朝の食事の時間を

少なくとも12時間空ける。

また夜ご飯は、

就眠前3時間前までに済ませる。

 

 

「絶食は、ケトーシスを引き出すのに非常に

効果的な方法で、インスリン感受性を改善さ

せることで認知機能を高める。」(デール・

ブレデセン著『アルツハイマー病 真実と終

焉』/ソシム刊より引用)

 

夜ご飯後、スナック類など食べてしまうと、

就眠前にインスリン値が急上昇し、

インスリン抵抗性の原因となってしまう。

 

インスリン抵抗性については、

説明が長くなるので下記を参照してほしい。

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なおアルツハイマーになりやすい遺伝子、

ApoE4(ε4)を持つ人は12時間ではなく、

14~16時間空けるのが望ましい。

 

絶食はダメージを受けた細胞の再生には、

効果的であり、またケトーシスを促進する。

 

ケトーシスとは、

肝臓により脂肪が分解され、

ケトン体(アセトアセテート、

β-ヒドロキシ酪酸、アセトン)を

産出するプロセスのことである。

 

β-ヒドロキシ酪酸は、ニューロンやシナプ

スを支える重要な分子である、BDNF(脳由来

神経栄養因子)の産出を増やす。」(デール・

ブレデセン著『アルツハイマー病 真実と終

焉』/ソシム刊より引用)

 

④に登場したリーキーガットは、

腸漏れ症候群、腸管壁浸漏ともいわれる。

 

口腔と健康ケア用品でおなじみの

サンスターの健康サイトによると、

「”リーキーガット”は”腸の粘膜に穴が空き、

異物(菌・ウイルス・たんぱく質)が血中に

漏れだす状態にある腸”のこと」とある。

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リーキーガットの一因となる過敏性食品は、

結果として炎症を引き起こす原因となる。

グルテン乳製品などがそれにあたる。

 

リーキーガットが治まったら、

腸内フローラ(微生物叢)を最適化するのだが、

そのためには14のポイントがある。

 

➊食事全体でGI(グリセミックインデックス

   の略。食後血糖値の上昇度)が35未満にな

   るように調理する。

❷GIが低い果物を(繊維を含む)まるごと摂取。

❸“バフーダトライアングルを避ける”

グルテンと乳製品はできるだけ避ける

解毒作用のある特定の植物を摂取し、

 毒素を減らす

良質の脂肪(アボガド、ナッツ、シード、

 MCTやオリーブオイルなど)を

 食事に摂り入れる

加工食品は避け、自然食品を摂取する

は必須項目ではない

はメインディッシュではなく、

 味つけとして加える

プロバイオティクス

 プレバイオテックスを取り入れる

消化酵素は有用

サプリメントで栄養や認知機能の

 保護を保護を最適化する

⓭特定の薬草がシナプスの機能に効果的

⓮調理による食品のダメージを回避する

 

14のポイントを並べてみたが、

用語自体がわからないものが含まれている。

 

既出の❹❻❾以外は、

説明がないとわからなので、

後編で見ていこうと思う。

 

(次回に続く)