2019年1月末に大学病院を受診し、

アルツハイマー型若年性認知症との

妻の診断結果が2月に下った。

それから利用できる各制度に出会うまでは、

紆余曲折の道のりだった。

 

いちばん最初に辿り着いたのは、

大学病院からの説明を受けた

「自立支援医療(精神通院医療)」だった。

結果が出たその月内に手続をした。

 

認定を受けることにより、

登録した大学病院と調剤薬局では、

若年性認知症通院の医療費が、

なんと1割負担となった。

障害福祉サービスの窓口に申請した。

 

同じ窓口で、

「精神障害者保健福祉手帳」と、

「公共交通の無料パス」も取得した。

 

それから1年後の2020年3月、

「介護保険」の申請を行うことになった。

高齢・障害者の窓口に書類を提出した。

 

2020年8月、

就労継続支援B型に通うため、

「障害福祉サービス・地域相談支援受給者証」

の手続を行ったのは、

再び障害福祉サービスの窓口だった。

 

ここまでは病院、役所の2つの窓口が、

手続、申請などに関わっているのがわかる。

だが窓口に辿り着くまでには、

情報収集書類の取得という

未知の作業の連続で右往左往した。

 

もし最初に辿り着いていれば、

もっとラクに情報等を入手できただろう、

頼もしい存在がいることを、

2020年8月になってようやく知った。

 

 

「若年性認知症支援コーディネーター」

いう役割をする専任職があり、

若年性認知症の当事者と各機関を繋げる

ハブ的存在となっている。

 

ここに相談をすれば、

悩みを抱え込むことなく、

適切な判断を仰ぐことができるのだ。

 

妻、keroぴょんとも、

コーディネーターに辿り着いてから、

若年性認知症の家族会や、

市、県など行政との関わりが厚くなった。

 

keroぴょんが暮らす神奈川県では、

横浜、川崎、横須賀、茅ケ崎、小田原など、

8ヵ所にコーディネーターが配置されている。

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64歳以下認知症を疑ったら、

若年性認知症支援コーディネーターに、

まずはコンタクトを取ってみよう。

全国の相談窓口は、

下記のサイトを見ると載っている。

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若年性認知症支援コーディネーターの

主な業務には次のようなものがある。

 

・本人や家族、職場からの個別支援としての

 相談窓口

・適切な専門医療へのアクセスと継続の支援

・利用できる制度・サービスの情報提供

・市町村や関係機関との連携体制の構築

・地域や関係機関に対する若年性認知症に

 係る正しい知識の普及

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状況に応じたアドバイスがもらえ、

病院、包括、行政など適切な機関との

橋渡しをしてもらえるので、

右往左往せず安心することができるだろう。

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https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/tebiki1.pdf