9/27(火)オンエアされた
日テレ系人気番組
『踊る! さんま御殿!!』、
この日のテーマは、
「鋼メンタルvs豆腐メンタル」!
打たれ強い“強心臓” の
「鋼メンタル」芸能人と、
傷つきやすい“ガラスのハート”の
「豆腐メンタル」芸能人が大激突した。
ご覧になられた方もいると思う。
デヴィ夫人、高橋尚子、
オードリー・春日俊彰ら、
錚々たるタレントから若手までが居並ぶ中、
よゐこ・濱口 優が興味深いことを言った。
「過酷なロケをやっていると、
どんどんメンタルが
鋼になっていくんですよ」
どうやら「無人島0円生活」の
極限サバイバルのことを述べているようだ。
上記の“過酷なロケ”は、
そのまま“在宅介護”の四文字に
置き換えることができると思った。
在宅介護がはじまったころは、
ささいなことで狼狽えた。
絹ごし豆腐のメンタルだった。
だが日々経験値を積んでゆくと、
木綿→島豆腐→高野豆腐へと、
ステップアップしていき、
ついには鋼メンタルへと至る。
それと同時に、
ストレスの度合いも変化する。
物凄くストレスを感じていた出来事でも、
些細なことに思えるから不思議である。
例えば、BPSDの易怒性により、
妻の暴言が止まらない時期があった。
延々、雑言を吐き続けるのだが、
医療心理学的アドバイスを受け、
30分ほど顔を合わさぬ技を教わった。
以後は精神的な逃げ場が生まれた。
同時に不在の30分の間に、
妻の怒りにも変化が出るようになった。
暴言を忘れ、心配されることすらあった。
バスツアーの際、
トイレのための15分休憩から戻った妻は、
手ぶらで戻ってきた。
財布の入ったバッグを持っていない。
あと5分でバスは出発する。
初めての出来事に、
僕の豆腐メンタルは極まったが、
同乗の女性が、
女子トイレで見つけてくれた。
2度目からは、トイレから出てきた女性に
助けてもらう方法を覚えた。
さらに若い女性や単独行動の女性が、
協力的であることを学んだ。
介護は「鋼メンタル」への学校だと思った。