月日が巡るのは早いと感じる。

実際に地球の自転速度は、

早まっているようで、

6月29日の自転速度は、

1日24時間より1.59ミリ秒短かったと、

CNNは報じている。

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https://www.cnn.co.jp/fringe/35191663.html

 

妻の入院により、

別れ別れになってから、

あっという間に半年が経とうとしている。

 

暦は早くも9月

季節は移ろいはじめている。

昨日はかなり蒸し暑かったが、

洋服売り場には長袖どころか、

ダウンジャケットまで並び、

秋冬物に入れ替わっていた。

 

そんな9月は、

「世界アルツハイマー月間」

9月21日

世界アルツハイマーデーに向け、

様々な動きや行事が各地で予定されている。

 

アルツハイマー型

若年性認知症と妻が診断され、

B型就労支援施設に通うまで、

アルツハイマー月間、

アルツハイマーデーを

意識することはほとんどなかった。

 

存在自体は知っていても、

それがいつかの認識はかなり薄かった。

 

 

就労支援施設でお世話になり、

昨年は、

9月に向けて、

妻は展示用工作物

一生懸命つくっていた。

 

だが1年前の2021年、

主催する

アルツハイマー月間の行事は、

7月末の段階で、

あっさり中止となってしまった。

新型コロナが理由だった。

 

認知症の進行により

様々なことができなくなっていく中で、

頑張って制作したものは浮き

アルツハイマーを知ってもらうための

行政によるPR活動そのものが止まった。

 

このことに対し、

僕はおかしいと思った。

会場を使い集客に繋がるようなイベントは、

感染拡大の観点から中止はやむを得ない。

しかし広報活動そのものまでやめるのは、

行政の怠慢であり、

“業務放棄”同然の行為と感じた。

 

 

9月はイベントを行う月間ではない。

イベントはあくまでも手段である。

この月間の目的は、

「認知・啓蒙」だと思う。

 

オンラインの活用や、

広告が埋まっていない駅のスペース、

役所や市の施設など、

利用できそうな公共の場を使い、

代替PRをする手段はあるはず。

 

予定外のことを行うのが、

お役所は苦手のようだったが、

アルツハイマー月間の9月までは、

まだ1カ月以上、時間を残していた。

 

感染拡大をさせず、

どうすれば目的が果たせるかを考え、

実行へと移すのが「仕事」である。

単に中止にするだけでは、

仕事をしていないことになる。

 

keroぴょんは、市長手紙を書いた。

 

その甲斐あってかどうかはわからないが、

施設小さな1室に、

ささやかな展示スペースが急遽設けられた。

妻や仲間たちが携わった制作物は、

なんとかを見ることができた。

 

2022年9月、

今年のアルツハイマー月間は制約なく

様々な活動が行われるようである。

だが症状が進行してしまった妻は、

残念だが、その渦中にはいない……。

 

時が過ぎるのは早いが、

症状の進行はそれよりも早い場合がある。

認知症に「来年はない」という心構えで、

公的機関には向き合ってもらいたいと思う。

 

 

 2022年の

 世界アルツハイマー月間については、

 厚労省のサイト(下記URL)に

 様々な情報が載っています。

 

 ●世界アルツハイマー月間/

  世界アルツハイマーデー

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 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/alzheimerday2022.html