認知症を疑い、

専門科に受診すると問診のほか、

長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)、

ミニメンタルステート検査(MMSE)などの

テスト形式の検査が行われる。

 

そしてCT、あるいはMRIで、

画像が撮られることになる。

 

妻の場合もCT撮影で、

白っぽく映った脳と、

黒っぽい萎縮部分が見られた。

 

ところが黒っぽい萎縮画像=認知症、

ではないという医師がいる。

 

どういうことかといえば、

萎縮が見られても、

発症していない人がいるという。

加齢によって萎縮はするものの、

脳機能にまったく問題なく

正常な人が高齢者には多いとのこと。

 

だが、その逆のケースがある。

アルツハイマー型

若年性認知症に多いのだが、

症状があっても、

画像上ほとんど

萎縮が

認められない

場合もあるという。

高齢者でも然り。

 

 

画像診断では、

腫瘍や血腫、脳室の拡大なども

チェックをしているが、

萎縮有無だけでは、

認知症診断できないため、

複合的な診断が行われているわけである。

 

萎縮ではなく、機能重要なので、

テスト形式の検査や、

丁寧な問診が欠かせなくなる。

 

それでも認知症が認められれば、

黒っぽくなった部分から、

進行度合いの裏付けにはなる。

 

僕の手元にも、

妻の脳画像のコピーがある。

「この部分に黒い隙間が生じているので、

こういう症状が、

見られるようになっている」という

ひと目でわかる説明には使える。

 

だが専門外の医師の中には、

脳画像重き

置く医師がいるという。

 

家族の認知症を疑って、

受診を考えている方は、

上記のことと、

昨日のブログで書いた薬のことも参考に、

医師選びをしていただければ幸いです。