五月晴れの青い空と、

輝くような新緑

25℃を超えたというのに、

がとても心地よい。

 

今日は若年性認知症の

“家族の会”の日。

しかも好天にお誂え向きの

野外での久々の活動。

 

家族だけだと、

当事者を連れて散策するのは、

容易ではないことがある。

認知症の人と何らかの形で関わった

サポーターの方たちが大勢いるので、

ここでは家族はちょっぴり、

気を抜くことができる。

 

 

ちょうど1年前は、

妻と一緒に参加した。

場所も全く同じ、丘陵地の自然の中だ。

といっても公共の施設なので、

トイレや休む場所が充実している。

 

去年の妻は参加した当事者の中で、

いちばん元気がよく

高低差のある場所でもへっちゃらだった。

同じ場所を目指す急坂と緩い坂、

僕たちは急坂ルートで上った。

いま妻は再入院先で、

クルマ椅子を押してもらっている。

 

1年前も似たような青空だった。

あらん限りに咲いていた菖蒲は、

今年はまだちらりほらり。

春蝉の声はまだ聞こえないが、

ソフトクリーム

去年と同じおいしさだ。

一緒に食べていた妻だけがいない。

 

無機質な病室から出られない妻に、

ビタミンDを生み出す煌めくと、

新緑のフィトンチッド

届けてあげたくなった……。

 

↑心地よい丘陵地の散策ルート