電車での移動中、

スマホであれこれ見ていたら、

過去記事の中に気になるものを見つけた。

 

3月22日付で、

 

「制度見直しへ民法改正検討

成年後見の次期5年計画―政府」

 

という見出しがつけられていた。

 

端折っていえば、

成年後見制度をさらに推進するため、

生涯固定になっていた成年後見人

5年ごとに見直し可能にするというもの。

 

若年性認知症、高齢者の認知症ともに、

最も悩ましい問題が、

貯蓄をはじめとする本人の財産の扱い。

なかでも銀行預金は、

銀行が民法を順守せざるを得ないため、

“凍結”の可能性すらある。

名前が書けない段階になると深刻だ。

 

そういうときのために

“成年後見制度”が、

用意されているのだが、

家族にとっては使い勝手がよくないため、

昨今では“家族信託”

注目が集まっている。

だが、進行してからとなると、

“家族信託”は厳しい。

 

“成年後見制度”もいいが、

柔軟な対応ができるように、

代理権などの民法改正したほうが、

家族にとっては有難いのに……。

 

そんなことを考えていると下りた駅前で、

夏の参議院選に向け演説をやっていた。

 

まだ知名度のない新人だ。

立候補予定者から3mほど離れた脇には、

現職の衆議院議員が立っていた。

手を振っているだけなので、

話しをするチャンスだ!

 

僕は受け取ったビラを片手に持ち、

サッと代議士の横に歩み、話しかけた。

先まで見ていたスマホの記事を出して、

 

「この記事を見ると、

 成年後見人制度推進の流れが

 加速しているように見えます。

 認知症で障害年金の月6万数千円

 収入しかないのに、

 後見人への費用は月3万円くらいです。

 後見人を立てなくても、

 家族が代行できるよう民法

 何とかしてもらえませんか?」

 

代議士は差し障りのないよう、

「わかりました。有難うございます」

と返事をした。

 

 

所詮は僕ひとりの声だが、

同じような意見を

様々な人から聞くようになれば、

放置はできないかもしれない。

何せ選挙前である。

 

先生とか議員というと偉そうに聞こえるが、

平たくいえば“代議員”である。

僕らの意見を代弁してもらっているのだ。

だから、機会があれば意見を届けよう!

 

議員の夫を持つ

国際ジャーナリストの堤未果女史も、

駅でビラを配っている候補がいたら、

直接、意見を訊くチャンスと、

ネット番組でいっていた。

 

投票者の声を届けるのが、

一票を持つ僕らの義務でもある。

 

夏の参議院選挙前は、絶好のチャンスだ!!