日経MJの一面! | caqu-caqu日記

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おじいちゃん、おばあちゃんのタンスを覗くと、昔の洋服って本当によくできているし、いいもの持ってるなぁ、と思った事はありませんか?
サキュウは、自分の子供や孫から同じように感じてもらえるような洋服作りを目指して、日々がんばっています。

昨日発行の日経MJの、なんと一面に取り上げられました!

メインは他さんなのですが、そうは言っても日経の一面。
墓まで持って行こう。

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記事によれば、震災によって、さっさと他地区に移したメーカーが多いとか。

どこで作っても同じであれば、東北どころか日本で作る必要すらない。
というか、工場さんとそういう付き合いしかしていない、そういうレベルの
商品しか作っていない証拠です。

仕様書通りにきっちり作ってくれればOKというならそれでいいのかも
しれませんが、私たちの製品はそればかりでは成立しません。


量販品とサキュウの違いを書道で例えれば、楷書と行書のようなものです。
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左から楷書→行書→草書

行書や草書には風情豊かな味わいがありますが、仕上がりが不均一なので
検品基準の設定が難しい上、作業者にも高い技術レベルを要求するので、
大量生産ができず、低コストでは作れません。

つまり、誰が検品しても可否を判断できなければ、量産に向かない訳です。

そのため量販品は、仕様書通りの精度で均一に且つ、高効率で作れるよう
生産ラインがシステム化されているため、仕上がりは楷書のようなキチッ
とした無表情の製品になります。
すごく上手で読みやすいのだけれど、心に響く表情は希薄です。

しかし、いくら私たちの製品でも草書ではさすがに読めません。
仕様書に書き込めないレベルの、ニュアンスで製品作りを進める際、いかに
工場とツーカーの関係を築けているか否かはとても大切です。

私たちが行書を作り続けられるのは、職人さん一人一人の技術とセンス、
そしてまじめさがあってこそです。

私たちはここでしか作れないから、東北で作る。
だから東北を、工場を守る。

単純明快。
大して難しい事考えてる訳じゃありません。(笑)


技術ある工場はメーカーにとってはもちろん、ユーザーにとっても宝。

私たちの行動はメーカーとして当たり前な事だったのですから、本来的には
新聞に取り上げられるような特別な事ではありません。


むしろ、これを特別扱いされるという事が、日本のアパレルが抱えた
大きな問題点だと私は思います。



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