「ゆっくり解かす」

2026年4月5日

京都 アンダースローにて

出演 林更紗

構成・演出 高野友靖

照明 柳瀬楓


銀閣寺の近くなんですよ、

知らなかったイベントスペース。

少し北に行くと京都芸術大学がございまして、実はわたくしの推しがここ出身多いのです。少なくとも両手は必要。なので卒展とかでよくお邪魔する場所なのですが、

ここは知らなかった。

ちなみにすぐ近くに京都大学。


地下なんですが、

良い感じの場所。

ちょっと無機質なとこが良き。

思った以上にそして広い笑






4月5日の日曜日、予想通り、ほんと京都はただただ人間が多い。あと、車、動かない。

いや、だから、早めに来たんですよ、どうせコインパーキングも探さないと空きはないだろうし。

実際近い場所は満車オンパレード。とは言え、少し歩けば有ります。いや、結構歩けば、有ります、京大の方まで降りれば、

ただ、遠い。

とは言え、圧倒的な観光スポットでは、ないので、まあどうにかなる。


混むことは想定出来たので、

早めに来ました。

時間があったので、普通にぶらぶらしようと思ったら吉田山神社というのがあり、

なんか登り始めてしまう。何故か登り始めてしまう。山なんですよ、一応。標高105メートル。大したことないと登り始めたらこれが結構な登りで、

だって100mってビル30階以上あったり、しますよね。

途中から、俺ってアホなの?って。だって普通は桜とか見に行かない?

でも辞めれなくなり、結局、頂上まで行きましたよ笑

高いとこ行きたくなるんでしょうね。

京都の三条や二条の方かな?見えました。

時間潰しとしては、如何なものではございます。だってただただ体力を消耗してしまった。

まあ、ホトトギスがうるさいくらいに鳴いてくれたのを微笑ましく聞きながら、春を感じてました。彼か彼女かは分からないけど、ずっと僕の為に鳴き声聞かせてくれました。

ちなみに、ホトトギスは初夏の季語でございます。ちょい残念。

いや、俳句は作らない。



さて、

30分前に会場に入ると、まだ人も少なかったのですが、結局始まる時はおかげさまで席は埋まってました。

早めに来たので、好きな最前列の、一番下手、端っこに席を確保。良し!って思ったら最後、隣に2席増席されて、結局微妙。

端っこじゃなくなる。上手に行けば良かったかな。

いや、端っこ好きなんですよ。でもまあ、それで暴れたりはしない。

大人です。

いい大人です。

でも、

両方に挟まれて座るの、なんか落ち着かないタイプの人です。



一人芝居です。

広いステージに、林更紗、ひとり。椅子とね。

彼女、以前は中村更紗として活動されており、出演映画観てました。たくさん観させて頂きました。

その繋がりでの本日です。



こんな感じです。

冒頭から、台詞はほぼ無し。

作、演出のそれが多分、意図。

対比かな。

何も喋らないとまあ普通に話す。

そういうのが繰り返される。つまりはそういう運び。

いや、結構なパーセントで、主演、寝てます笑

ホント、ステージで寝てます。

動かない。

動いても、何も言わない。

無、の状態。

だから、こっちも眠くなるレベル。


前半、


彼女には、やりたい事があるのですが、

おそらく仕方なく、

つまり、

生きていく為には、

仕事をして、稼がないとダメなんで、

今はとりあえず、会社に勤めてます。そんな感じ。

で、上司なのかな、

彼からの日常の業務を押し付けられる生活に、ちょい、ウンザリ気味です。いや、かなりウンザリしてます。

自分の意のままに人を動かす事が、出来る人間だと思ってるタイプ。の、割に適切な指示は出来ないちょっと残念な上司。

おそらく、ネタ振りなんでしょうね、見てるこっちも分かるように、なんとなく仕方なく生きてる事が伝わるのです。毎日を送ってる。

でも、それが日常というやつも、分かってる。


しかし、何がきっかけかは分からないのですが、次第に上司に反抗と言うか、

言いたい事が言えるようになります。

何故か。

作品的には、ただそこらあたりが弱い。説明したくないタイプの形の、ひとり芝居なので、余白を考えたり、こっち側が想像する部分ではあるのでしょうか、だから、頑張って思いをめぐらし、こっちは『おそらく』を探す。


後半は、彼女のやりたい事について、が語られ、

こっち側もこの空間に慣れてきたからか、

僕なんか、まんまと彼女に話しかけられてる気持ちになって、

つい、大きく、いちいち、うんとリアクションしてしまいました。

彼女が饒舌になっていくのだ。

『分かりましたか』

『うん』

思わず。こんな感じ。

あと、口にはしないが、ツッコミを心の中でちょいちょい。

そしてただ、

そこはしかし『はい』だろうと、思ったり。

それくらい、

まあ没入してしまった。

我ながら、面白い。


とは言え、こちらの芝居にツッコミ入れては、ダメなのは、間違いない。

なんか、舞台に向かって話しかけたくなりました笑




演出の高野さんが、林更紗のことをこんな風に書いてます。


“少しだけ死んでいる‘’ことがとても綺麗な俳優


らしいです。


眠ってると思いましたが、あれは少しだけ死んでたのか、爆発したい自分をなだめる為にね。

正解か否かは勿論、分かりませんが。