タイトルがそもそも良い。
予備知識なしだと、
はてさてどこに連れて行ってくれるのか、と期待は膨らむばかりのタイトル。
映画という空間の楽しさがありそうな予感がする。
そう思うとタイトルは大事なのです。
動画のサムネにうかうかと引っ張られて見ちゃいますよね?あれと同じようなもの。
違うか?見ないか?笑
「水深ゼロメートルから」
「アルプススタンドのはしの方」って作品があったのですが、ある種その第二弾って事になります。
アルプスは傑作だと思ってるので、その流れもあってこっちも期待しかなくて、
世界初上映、観に来ました。
間違いではないけど、運営さん!
世界初上映!って書くの、
いちいち大袈裟な気は確かにします笑
パンフレット見てたら他にも多い多い。
ああ、大阪アジアン映画祭です。
こちらで先行上映参加させて頂きました。
こちら、
2019年の四国地区高等学校演劇研究大会にて最優秀賞をした徳島市立高校演劇部の舞台の映画化なのです。
おまけに、今作の映画の脚本もその時の台本を書かれた中田夢花さんが担当。←なんか凄い、おそらく高校の時書いた脚本だと予想されるので。
監督は山下淳弘さん。撮影も山下監督と同じ大学出身の高木風太さん。
主な出演の俳優さんたちが、濱尾咲綺さん、仲吉玲亜さん、清田みくりさん、花岡すみれさん。
ちなみにXとか検索しましたが、僕の探し方が悪いのか濱尾さんしか見つかりませんでした。
いや、今時SNSのアカウント無い?って何?ですよね笑
いえ、面白かった作品の出演者さんはフォローするのです。全部じゃないけど。
おそらく僕の探し方が悪いと信じたい。
それくらいこれからの俳優さんたちなのかも、ではございます。
個々のキャラをはっきりさせて、ぶつけぶつかり合うストーリーで、
あと、おそらく彼女達のリアルな部分から生まれてきた思いや感情の言葉達が詰まってるのだろうと思えるのです。
物語は、夏本番前。
高校。
プールの授業にそれぞれ、
とある事情から出なかった女子生徒ふたりが、補修として放課後呼び出され、プールを掃除するところから、始まる。
ただ最初からひとり関係ないようなあるようなのが混じってます。だから、3人。
で、何故かその後またひとり加わります。
最終的には、だから4人。
水のないプール。
砂が底に溜まっていて、それを先生から掃除しなさいと言われるのです。
補修授業として。
で、何故砂が溜まっているかと言えばその原因が隣のグラウンドの野球部のせい。
飛んできた砂がプールの底に溜まってしまうのです。
いや、この話し、エピソードって本当の話しなんでしょうか?本当なら砂が溜まったプールで普段は泳いでいたの?
てか、そんなに大量の砂がそもそも飛んでくる?
そしてそれ、野球部のせい?
有り得る様な、全くの作りごとの話しの様な。
ある意味、オチなのでなんなのですが、
何故プールに水が無いのかは、こちら近々改修工事予定でして、
てか、プールに水がないから、この物語の根本的な設定が成り立ってる訳でございまして、
ちょいこじつけなのかな?笑
あと、その野球部に文句が言えないのは、
野球部が甲子園が狙える、そんな存在だから、
なのです。
はい、忖度です。
そういう設定です、あくまでも。
主要4人ばかりでは無く、先生にまでスポットライト当ててしまい、それぞれを描いてしまったので、焦点が若干ブレてしまった感はありましたが、
いえ、
個人的には良い作品と思いました。
この感じが好きなだけなんですけどね。
まぁ、
先生役さとうほなみさんで、今間違いなく、話題で、かつ、きてる女優さんで、だから仕方ない?
要注目なのです。
余り目立たないようにはされてはいるのですけどね、主役じゃないから。
でね、
5月から正式に公開なんだそうです。