3月1日から10日まで大阪では、大阪アジアン映画祭が開催中です。

毎年数作品ですが、参加させて頂いております。今年も少しだけ、既にチケット入手済み、ただ僕が購入するチケットは何故か事前にSOLDOUTにはならない作品ばかりです。

何故かな?笑

ああ、ただ別にガラガラという訳ではないですよ。




今回一発目は、

3月3日。

中之島美術館。

そう、中之島美術館でも上映されるのです。

ABCホールとシネリーブル梅田とTジョイ梅田、そしてこちらの中之島美術館では主に短編作品たちを上映。

ちなみに、こちらの美術館の方では絶賛、クロード•モネの作品展が開催中。

上映1時間前に到着したんで、次いでに見ようかとも思ったのですが、1時間余りで観て回るのはなんか勿体なさ過ぎて辞めました笑

それに日曜日で人も多い。金土は遅めの時間まで入れるみたいなのでそっちの方が良さそう。



短編プログラムEと言うプログラム上映回。

3作品。







短編3作は↑こういう内容。


本日登壇もありまして、

塩田時敏監督と主演の水戸かなさん。プロデューサーの太田耕転キさん。

「りりかの星」チームです。

お目当てでも、ある。

この作品の注目ポイントは映画監督の廣木隆一さんと三池崇史さんが演者として出演が話題なのかも知れません。ちなみに廣木さんは主演です。

そう、映画監督に俳優をやらせてるのです笑

あと、

すいませんわたくしは存じあげなかったのですが、

登壇の際の自己紹介で水戸かなさんが、「ご存じの方はとことん知ってる、ご存じの方は全く知らない」って意味の内容での自己紹介されてて??で、わたくし調べさせて頂きましたが、

アダルトな映像作品のレジェンドの方でした。ただ、名前を何度も変えられてて、だから知らなかったのです。

でもね、

劇中女子高生役なんですよ。全く無理では無くて、頑張っておられました。ちょい不自然に大人な感じだなぁ、くらいの熱演笑

ただ女子高生役の撮影は2017年なのだそうです。7年前で当時はまだ32才なんで、だからセーフだったのでしょう。あー、すいませんセーフって言ってしまってる笑

いえ大変お綺麗な方でごさいました。


塩田監督そもそもは35mフィルムで撮影したかったんだそうですが、そう、こだわりとして。

昔ながら、

そういうのでしょうか。

ただプロデューサーから即、

現像代が高いんでNOとの返事。結構高いみたいです笑

今時のお話し。

で、結論、代案?

今作は16mフィルムでの撮影になる。

なので、

これがなんともノスタルジックに仕上がってます。フィルム映画の世界です。


おまけに、

サイレント作品でして、

そう、音が無い。

台詞も字幕が出るかと思いきや、

カットが変わって

スクリーン一杯に台詞がドーン!

喋るシーン

台詞がドーン!

喋るシーン

台詞がドーン!

その繰り返し。

ああ、音は無いですよ、画面一杯って意味です。

そして、

しつこくなるんで、だからか、

台詞は基本少ないです。

勿論、音楽や効果音も無し。

これはプロデューサーさんのこだわり、らしいです。

サイレントでやれって言うから仕方ねぇ、って塩田監督言われてました。

なんか狙いは分かりますが、

ただ、

もしかしたらこれも経費削減作戦かも知れません笑


更にと言うか、この作品、最後にストリップショーにのシーンがあるんですが、こちら実は2年後に撮影されたもので、

何故2年開いたかは語られませんでしたが、

こっちは、しっかり音楽有り。

ショーですから、音楽無いと明らかに変、だからですね。

ただ、若干の違和感(笑)つながりとかそういう意味でございますが、

まあ、違う意味での、こだわり、なんでしょう。

と言うのも、

こちらの作品、そもそも、ストリッパーの「小室みみかに捧ぐ」がメインなのです。思いなのです。こだわりなのです。

で、この作品を何故作りたかったのかを、ラストで知ることになるのです。

おそらく笑

そんなわけで作品の一貫性みたいなのは、

どうでもいい!

訳でございます。

ようは、記憶を記録として残したかったのでは、ないかと。

撮影終わりから、発表までそれにしても時間が経過していて、

なんかあるのかなと今でも実は勘繰ってます笑

何も語られませんでしたが。


ほか2作にも触れておきます。

タイとシンガポールの作品で、

遠い異国のお話しとは全く感じなくて、人って結局同じ人間でその感性はなんにも変わらないんだと更に感じました。

面白かったですけど、

短編なんで、日本でこの先観れるかは甚だ疑問。

海外の短編を観れるんで、こういう映画祭は、やはり貴重な機会です。いや、長編でもアジア系の作品は、はてさて観る機会は少ないだろうなぁと思うばかり。正直感性は近いし、受ける感動は間違いなく大きいのです。実際評判も高い。でも、いつ観れるかは分からない笑

だから海外作品の方がこちらの映画祭では総体的に人気ありなのです。分かってるですよ皆様。ここで観とかないと、ってことなのです。


第4の男は婚活の話しで、4人の男性と会うのですが、仕事もルックスもあきらかにランクが4番目の男性とだけ2度目のデートをするのです。

何故?

おそらくですが、

彼だけが、本当の意味での夢を語っていたからです。

本当の線引きは微妙ですが笑

現実的ではない方が、夢らしいというか、

惹かれるというか。

ちなみに主人公の女性はバリバリのキャリアウーマンで収入もあるのですが、そのおかげで婚期が遅れての婚活。



プレイズドアウェイは、

遠回しに、政治とか国とかを実は批判している手法の作品なのではと、

勝手に思ってます。

自分のウサギが死んだのは、この国のせい、みたいな。

わたしが満たされないのは、、、、みたいな事ではないかと。

ちなみに、主人公の女性は、囲われてる愛人。



りりかの星は、18才の娘が卒業したら、ストリッパーになりたいと言い出した事から始まる父と娘の葛藤?

彼女は偶然見つけたネット動画のストリッパーのりりか様に惹かれ感動して、わたしもなりたいと思い、

父は、

偶然入ったストリップ劇場で観た踊り子さんに感動してしまい、

娘に、お前がやりたい事をやれと、娘の気持ちを尊重するようになっちゃったりするのですが、

まぁ冷静に考えれば、なんかおかしな話しで、似たもの親子なのか、かなり単純ではあるのですが、

ただ、

みんな、何かに縛られたくない、自由でありたい、

でも、

結局今はそんな状況には、居ない。

そんなテーマの作品なのかと、

勝手にまとめさせて頂きます笑