令和6年1月14日
アンネの日
下北沢ザ•スズナリにて
生理用品の女性開発者たちが、
社内コンペ『大人の自由研究』のために、
自然由来のナプキンを作ろうと奮闘するお話し。
らしいです。
なんかに書かれておりました。
いや確かにそうなんだけど、そういう枠をちょくちょくはみ出してくれてました。もっと人間味溢れる話しという事です。
はい、大変面白く観せて頂きました。
いえ事前にね、こういうお話しと言う事は存じあげてましたけどね、赤裸々な感じだと気をつかいかねないかなと思うも、実際はなかなかに取っ付きやすい話しで、逆になんか、お勉強になります!みたいな笑
説明というか伏線がしっかりございまして、男性にも色々分かりやすくて、
芝居の世界の中に入りやすかったのです。
出演者が、8人という数も丁度良い。だから、ひとりひとりのストーリーをちゃんと描かれており、背景が逆にと言うか計算通りというか、それが物語の後半に生きてくる、そんな構成。それに辿り着いた時、脚本書いてて作者は楽しかっただろうなぁと思う次第。
なんかハマっててそれくらい気持ち良かった笑
で、
my舞台公演現時点で今年のベスト1です。
ただまだ今年、
この公演しか観てないのだけど。
瑞生桜子さんがお目当てで、この日はやって来ました。
彼女自身、脚本を書き、劇団を主宰する活動を、
たま〜に、
してるのですが、
いや、ホント最近は、
たま〜に。
主宰劇団は2年前に
かな〜り
しばらく振りに公演されたのですが、
とは言え、
役者としては定期的にお芝居してまして、まぁまぁ欠かさず観させて頂いております。全部とは言いませんが、長く彼女を応援させて頂いているのです。そうです、一応言います、
にわかファン
ではございません笑
桜子さんってね、今までオリジナルや古典等々色んな舞台作品に出てるのですが、大概、どころか、かなり実年齢より何故か若い役が多めです。
まぁまだまだ出来るって言う事ですね笑
ただ、自身で書いた脚本も自分が演じる事確定なのに10代設定って、
何?
やりたいだけやん!笑
そんなのもございました。
昨年は2度目の中学生役を演じてました。
これは別の方の脚本演出なので、役として選ばれたわけですので、彼女になんの責任はない。
てか、責任って何?笑
ただ、残念ながら諸事情で公演は途中で休止となり、僕は千秋楽を観る予定が、
代わりに撮影した映像での公演を観る形になってしまいました。
東京芸術劇場で、敢えてスクリーンで映像で芝居公演を観る、
という羽目に。
面白かったけどね。
だって仕方ないし。
だから生のお芝居は観れず。
そんな訳で、
生のお芝居は、
昨年春に大阪の新歌舞伎で観た芝居以来という事になりました。鋼の錬金術師って舞台。
話し戻して、
この日この公演、出演されてる方々はそこそこおそらくベテランの方々で、
桜子さん、何故か群を抜いて、若い役柄。
仕事が出来て、若くて、素敵な女性。個人的な感想としては、
実際、
終始キラキラ見えてました。
この日はアフタートークがあり、作、演出の詩森ろばさんと演者さん3人が登壇。
3人は桜子様と葛木英さん、真田怜臣さん。
この3人は劇中、開発グループであるチームを組んでるので、そういう流れでの組み合わせです。共演シーンが多いという事です。
でね、
そのトークの中で我らが桜子、やった事が無い役でしたって言ってました。確かにいつもなんか問題をあったり闇を抱えた役が殆どで、
見たことない役柄では、ございました。
でも、
正直、
適役だと思いました。
いや、
そうなんすよ、
あいつ、
出来るやつなんですよ笑
触れておかないといけないのですが、登場人物が8人で、始まりからさして違和感は感じなかったのですが、
おひとりの方が、台詞を喋りだすと、ん?
声が違う。なんか違う。
わざとそういう声を出してるのかと思ったのですが、違う。
実は、
役柄の設定が、
そもそも男性なんです。
子供の頃から現実を受け入れられなくて、
悩み、
苦しみ、
そして、ようやく適合手術も受け、
本来の自分になった、
という設定。
それを社会的にもオープンにしたのですが、
その事で会社内では、閑職に追いやられてしまう。
配慮はされるけど、理解はされない、からです。
そんな中で、この社内コンペの彼女たちの企画を知り、是非参加させて欲しいとやって来たのです、彼女。
事情とかメンバーに全て伝えてね。
実は、
開発の話しだけでは無く、この舞台作品では、それに付帯する形で参加メンバーの初潮エピソードが、キーワードになってまして、皆様、トラウマと書くと違うと思うのですが、なんだろう、皆様その時の事をしっかり引きずって引きずってるのです。敢えて繰り返してます。
その時の、自分、まわり、親や家族、その時自分はどうだったか?どう対応されたか?それが彼女たちのその後の極端に言えば、生きかた、に大きく関わってる事を描かれてるのです。
でね、先のトランスジェンダーの彼女の話しに。
脚本上じゃなく、ご本人自身がそもそもトランスジェンダーでございまして、だからかなりリアリティしかなくて、
結果的に当て書きになってしまったのでございました。勿論実際当て書きでは無いですが、キャスティングには意図があったのでしょうね。実際は分かりませんが。
勿論と書いたのは、こちら6年振りの再演だから、です。
上演後、詩森さんは普通に物販辺りにいらっしゃったんでその辺り聞けば良かったかな?
再演はまた6年後?
もう少し早いスパンでやって頂けないかな?
だって我らが桜子もさすがに6年後にあの役は出来ないだろうし笑
いや、あの人、毎度、実年齢マイナス15年くらいの役は全然やるんで、
オファーが有れば、
するね、
きっと笑
だって、
観たいっす!
笑