夜のまにまに
第七藝術劇場にて
12月29日
同じビルの5階がシアターセブンでこちらは6F。
シアターセブンはちょこちょこ来てたのですが、ナナゲイは若干久しぶり。
座席に座って、ん?
椅子が、よくなってました。
更に隣の席との間がゆったりになり、とても快適になってました。改修工事される事は存じてましたけれど、アレ?それから来てなかったっけって今更ながら思ってしまいました。
とにかく、改めてアナウンスしますが、
お隣気にしなくていい、
ゆったり、
そんな具合になってます。
相変わらず、そんな話し?から始めてます笑
いや、でも結構大事ですよね、映画を観る環境。
しかし、
劇場で観る今年最後の映画がこの作品で良かったと思った方はこの日観に来られてた人の大方の感想ではなかったかなと。
いえ、満席だったのです。年末の夕方にも関わらず。
まあ、
磯部鉄平監督の作品は好きでずっと観させて頂いてますが、昨今の作風はとても良い。
とにかくあったかい気持ちが残る。
僕がそう思うのだから、一般的な人としての感性をお持ちの方は、同様に感じられてると思います。
主人公は加部亜門さん演じる新平、20代の若い男性。フリーターみたいです。ただ、じゃ、何かを目指してる訳でも無いようです。この手の作品では普通なら何かになりたい、その為の準備期間中的な設定がありがちなんですが、
それも無い。
自分自身をまだ分からなくて、やりたい事も見つけだせてない、
そんな主人公。
でも、そういうのが、実は多いんじゃないのではと。そしてそれって必ずしも若い世代に限った事では無いのかもと思いますが。
礒部作品はそんな人達を優しい目線で見つめていくのです。追い込まず、自分で歩きだすように、ちょっとだけ背中を押してあげる。
日常なんか上手くいかない、でもなんか真面目だったりするんでバイト先から正社員にならないかと誘われるも、
自分のやりたい事ではないんで、うんとも言えない。
そんな彼が偶然に出会った彼女。山本奈衣瑠さん演じる佳純。
その彼女との、結局ラブストーリーなんですが、なんとも回りくどい展開。恋愛ものとしては定番な形ではありますが。
それと若者のグローインアップものにもなってます。
主人公の彼が、幾つかの別れを経験し、旅立つ。
ただその旅立ち方がまた、なかなかにユニークでカッコよくない。それが逆に格好良くみえるのが、礒部作品だなと。
冒頭の写真、舞台挨拶の模様なんですが、まるでそんな風には見えないでしょうが、
そもそも本日は主役のふたりは居なくて、
役的には、
主役の男性のバイト先の店長(川本三吉さん)、
そして限りなく大阪のおばちゃん化してる姉(辻凪子さん)、
幼馴染で元カノ(永瀬未留さん)、
さらに監督という布陣で、
正直この作品のほんわかした部分しか伝わらない気がしないでもなかったです。
今回は先行上映で、本格的な公開は来年春からのようで、これ以上作品の中身は、書きませんが、
何故先行上映かと言いますと、
撮影は全編関西で、こちら第七藝術劇場でのロケシーンも多くて、この映画の聖地って事での先行上映でございました。観終わるどころか、観ながら、あれ?この場所って、感じに浸れました。こんなにお手軽な聖地巡礼を経験させて貰えました笑

