久しぶりの映画のハシゴ。
大阪ABCホールでの大阪アジアン映画祭から十三の第七藝術劇場へ。意外と近いんで終了から上映開始まで1時間足らずでしたが、余裕で間に合いました。
そう、移動したんですよ笑
彼岸のふたり
例えば監督さんに尋ねて回答を得た訳では無いのですが、
この作品は、
命
それをテーマにしてるのではと、
あくまでも勝手に思ってます。
ふたつの話しを軸に進む、そんな映画作品で、ひとつは児童虐待の過去から生まれ変わろうとする再生の物語、もうひとつはアイドルとして上を目指すも生き方を変えざるおえなくなった女性の選択の話し。
ふたりの女の子の話しと思ったのですが、
ひとりは主役の、普段はアイドルとして活動してて18才くらいで実年齢に近い子で、
もうひとりは結構な大人?アイドル役の実際は女優さん。上映後の舞台挨拶で北口監督が設定として30近くの設定ですと白状されてました。
地下アイドルで崖っぷちという設定。地下アイドルに崖っぷちがあるのかは甚だ疑問なのですが、
こっちの方がまだ明るめなので、先ずはこちらから。
あとにツイッターをフォローしたら、アイドルなら確かに崖っぷちの年齢でした笑
後日情報ですが、女優さんなのにダンス上手いなって思ったら、そもそもダンスからスタートの芸能活動なんだそうです。これ監督も初耳だったとの事。
作品、頭の方からいきなり妊娠検査薬が登場。
アイドルだけど、出来てた、子供が。
確定ではないが、結果は妊娠の判定。
で、相手は既に奥さんがいる自分達グループのマネージャー。もうこれ完全にOUTなんですよね。ありそうだけど笑
話しとして進みようが無いはず、なんだけど、
この子、どうもお父さん抜きでも産む選択肢しか無いようなのだ。
相手の、それもマネージャーには話さないまま、産む決意をしていくのです。
ただ彼の事が好きで好きで、産みたいという訳では無く。
どちらかと言うと、
彼女の中に芽生えた生命を、彼女は愛おしいのではないかと考えました。
そう思えばまぁ納得は出来るかな。
これ伏線があって、彼女自身が父親が居ない母娘家庭で育ったのです。
だから、そんな母親を見てきた彼女には、ある意味とてもシンプルな行動なのだ。
自分の中の正しいを生きる。
そして、
それをきっちり演じた寺浦麻貴さんはなかなかに好演でした。
ただ、
そもそも不倫だし、
賛成はしにくい、そんな結末では、有る。
そういう事でもう一つ、愛、それもテーマに付け加えさせて貰う。
で、もう一つのストーリー。
こっちが映画作品としては本筋になります。
児童虐待。
小学生に上がるか上がらないかくらいの年齢の少女。
冒頭から、体は傷だらけ、顔は汚れか血なのか分からないけど、赤黒い。
どこの誰が見ても虐待されてるとしか思えない、そんな少女が、ハッピーバースデーお母さん♪って歌ってる。浴室のバスタブの中。
虐待されてる相手に風呂掃除を言いつけられてるのだ。
彼女に直接手をあげてるのは、母親の所謂内縁関係の男性なのですが、母親は、所謂見てみぬふりの状態それは男に嫌われたくないと感情からのもの。
でも、母親を愛し、母親に愛されたいという感情から、
少女はハッピーバースデーの歌を口ずさんでるのございます。残念ながら母親には伝わらないのですが。
ある日、
本能的なものか、
少女は隙を見つけて、
家を出ます。
街へ。
おそらく、
その後、
彼女は保護されたのです。
そして、
10年以上の月日が流れ、
物語は、第二章。
児童保護施設で過ごし高校を卒業した彼女は、施設を出なくてはいけなくなり、
実際そういうルールなんですよね、
就職し、そこの寮に引っ越し。
そんな新しい生活、順風満帆にいくのかと思いきや、
今更に、あの母親がやって来るのです。
あれやこれやで探しだし、来るのです。
ただただ、あなたに会いたかったのよ、と。
まぁ予想出来るかなと思うのですが、
そんな感動の再会も、
辿り着いた先は、
「お金貸してくれない?」
「今は無いんです。でも給料日には、なんとか」
少女はショックを受けながらも、会いに来てくれた母に、やさしさを見せてしまう。
だから、財布の中の最後の五千円札1枚を渡す。
母は、普通なら、今は良いのよ、と断りそうなものを、さっさとその五千円札をしまい込む。
そして更に、給料日にはしっかり待ち伏せしてたりするのです。怖い怖い。
母親役は並木愛枝さん、主役の少女役は朝比奈めいりさん。
少女はオトセという名前です。カタカナ。
なんか名前に意味あるのかと思っていますが、劇中には見つけだせず、ネットとかにも無し。
残念ながらパンフレットが発売されてないから、
どうやら監督に直接お聞きするしか、ないようです。
オトセは、母親のせいで仕事も辞める事になります。酷いのです、母親。娘の給料日にお金貰っておきながら、勤め先に押し掛けて上司に更に給料の前借りを掛け合ったりするのです。で、トラブルになってしまう。
こういうのが一生続くの?ってさすがに思いますよね。
更に色々、ある意味裏切り的な事もあり、児童保護施設にも戻れず、
散々街を彷徨い、
結局、
母の住む家に向かいます。
かって酷い目にあい、自ら生きる為に飛び出した家。
彼女は、ただただ、母の愛に飢え続けてたのです。だから、嫌な思いばかりさせられても、結局は母親を求めてしまうのです。
すみません、この後、映画のクライマックスに進むので、もう書きませんが。
まぁここまでで、お分かり頂けると思いますが、
ふたつのストーリーは、ともに母親とひとり娘のなんだかんだなのです(大雑把過ぎます?笑)
実は、なんか気になる事もあって2日後に、もう一度観に行きました。
結構ベタなストーリーなんだけど、2回目の方がより面白いというか、
劇中、
本来は存在しない謎の男が登場するのですが、
彼がなんか良い味してるのだ。
シリアスな題材なんで余りふざけられないのでしょうが、
北口ユースケという監督は、絶対コメディを作りたいのだと思ったりしました。
(何故そう思うのかは、映画を観て貰うしか無いのだ)
ちなみに2日とも、A-1という同じ席。だから、画角が同じ。
あと、主演の朝比奈さん、ちゃんと目線くれてました、さすがアイドル笑
ただ、映画のオトセとイメージ違い過ぎる笑


