大阪アジアン映画祭始まってますが、一応いつも何作品かは観には行くのですがアジアの作品はいつもほぼ観ないという不届きものでございます。そういう主義ではないです、念のため。台湾や香港の映画好きですし。


で、3月13日はこちら。

シネリーブル梅田



朝がくるとむなしくなる


タイトルはちょっと疑問。

劇中に出てくるエピソードからきてるのだろうけれど、

作品は、そんな感じではない。


主演は唐田えりかさん。

彼女の作品は正直ほぼ観てないのですが、

いえ、

とても、良い。

とても良かった。


特になんのエピソードも無い、日常を追いかけてるだけで、嫌なことやちょっと嬉しいことが繰り返す毎日を淡々と描いてるのですが、

とにかく唐田さんが普通で、良い。

何かを強調するでもなく、

酔っ払って危ない感じも自然で、

いや、これは釣られるわと思ったのに、おまけにちょっと良いと思ってる年下男子に流れで家まで送らせてるのに、

なんにも起きない、起こさない笑

朝起きたら隣に彼。なんて展開、かけらも無い。

いつもの日常の繰り返し。

ただ、

あれ?こんなに良い女優さんだったんだと、実はつくづく思ってしまう。


上京して、多分憧れの職種に就職し会社勤めを始めるも、仕事も人間関係も上手くやれず、

おこられてばかりで、

ある日の朝、

どうしても会社に行けなくなり、

そして、

そのまま辞めてしまう。


家族にその事が言えないまま、

今はコンビニでバイト生活。

日々が意味もなく過ぎて、生きてるだけの日常に鬱々としてるのですが、

なんかね、みんなおそらくなんですが、彼女の持つ背景とかを、どうしても考えてしまうのです。

だけど、それ含めて、その暗さが、なんとも良くて、でも見てるとそんなに暗くもなく、至って今がナチュラルなのです。


世間に遠慮してる感じ、とかあって、

スゲー悪女役とかしなくて良かったと、

お節介ながら思った。

この映画見たら、間違いなくイメージは良い。


観てるとホントなんにもドラマな事はないのですが、

後で振り返ると、そっと沁みるエピソードはあるのです。それに深みを感じたんでしょうか。

だからか、もう一回観たくなりました。なんかを確かめたかったのかも知れませんし、いや確かめたいです。

至ってなんでもない作品なんですが、結構ハマってしまってます。


監督は石橋夕帆さん。

「左様なら」は当然ですが、それ以前の短編もほぼ網羅させて頂いております、

別にPRはしませんが。

で、実は僕のTwitterのアイコンの写真、昔、石橋さんの上映イベントに行った時に撮られた写真なんですよ、撮影スタジオみたいな所でのイベントでしたが、本職のカメラマンさんに偶然撮られてしまいました。


ぼくの大好きな人が来られると知って駆けつけてしまったイベント。

全然関係ないけど、色んな意味でだから石橋さんには感謝しております。

その彼女や、今作にも出演の芋生悠さんや女優の葉媚さんに出会わせて頂いたのです。石橋さん、女性の、監督さんなんですが、

女優を魅力的に魅せる監督さんです。

それは保証致します。


2021年に撮影された作品です。

普通に公開される事を切に願ってしまう。

ただただ、また、

観たいんで。