インディーズ映画好きにも、あの件は影響大で、東京でも映画館の入りはヒドイらしい。
因みに大阪はそもそも、悪い笑。

舞台やライブが中止になるように、映画館が閉まる事はさすがに無いのですが、空間の中に不特定な人々が一定時間過ごす事はライブや舞台とさして変わらないのは、考えれば分かる。だから積極的に行こうとはしないでしょう。自粛要請なのだからね。
ただ、まあ、なんか以前より換気扇、この場合は空調ですが、それがフルパワーな音をたてて回っている気はします、もしかしたら気のせいかも知れませんが、多分、通常よりは強め。こんなに音聞こえてたっけ?て思った。

関西でもこの時期、映画祭や特集上映の企画が沢山あったのですが、規模縮小となったり、舞台挨拶は基本全てに近いくらい中止になりました。
まあ基本映画を観れれば良いのですが、お祭り的な要素が半減してしまうし、
そもそも僕のブログは映画舞台挨拶レポに近く、そして、
決して作品分析でも紹介レビューでも無いので、そう意味でもその作品に関わる方々の声を聞けないと、こちらも壊滅的になりかねない。

そう、
ネタが無いと言う事です笑。


少し前、3月4日の事。
moosic lab、略してムーラボって呼びますが、
2019年はいつもより東京での開催時期が遅目で、その流れもあって、
例年なら年末年始に行われる大阪編がこの時期まで、ずれてしまいました。
で、ご存知な状況も重なり、先にも書いた通りいつもなら行われる舞台挨拶やトークは全て無し。
なかなかに寂しいムーラボ大阪編の上映になってしまったなぁと思っていたんですよ。


でもあの男はやってきました。
何かと縁のある神戸なら来るかなとは思っていたのですが、
それに3月14日から主演映画もこっちでも公開されるので、その頃は来るのかなとは。

笑いましたよ、前日のツイッターに、
今から大阪向かいます!と、呟きじゃないですね、叫び?吠えた?そんな感じ。
誰も舞台挨拶に来たりしないし(その後来られた方はいましたが)、そもそも0泊2日で車で来阪。
自分も車で東京大阪往復しますが、ホント眠いんですよ、だんだんぼ〜っとしてくる。おまけに深夜はトラックと高速バスだらけで運転しにくいし。
まあそんな中、彼らはやって来た。

で、
主演のDEGさんと、
安楽涼監督。
シアターセブン登壇。


左がDEGさん。
右が安楽監督。
作品に込めた思いを伝えに来てくれた。
それは受け取れたと思う。


「追い風」


1人のダンスに続き今年はこの作品で、ムーラボ長編部門に参加。
色々と重なってる部分があったりしてて、1人のダンスを観た人にとっては違う楽しみ方も出来たりします、時系列的な事。
監督安楽涼がとにかく今作主演のDEGを、ひたすら追い込む話しです。
映画とは言え、冷静に見れば、彼、結構ボロクソにそれもみんなから言われてる。

正直売れないラッパーDEG。
誰の為に歌ってるのか?
何の為に歌ってるのか?
問われても答えは出せない。
自分でも口に出せる答えが見えてない。
幼馴染の3人組の二人は自分の目標や進むべき場所を見つけ歩き進んでいる。
でも、自分はまだ向かう方向さえ決めかねているくらいだ。いつも笑っているのもそんな自分を見透かされたく無いからだ。
みんなには見透かされてるけれど。

話しは案外単純で、
好きだった女性に久し振りに逢えるかも知れなくて、自分の歌聴いて欲しくて、ただそれだけをパワーに、走り始める。歌を作る。
色んなもやもや吹っ飛ばして、余計な思いは蹴っ飛ばして、彼女というゴールに向かって行く、そんなストーリー。
敢えて結果は書きませんが。
安楽監督作品らしいと言えばらしい。
シンプルゆえに観てる側は熱量を感じる事が出来るのです。
ところどころで急に緩い感じも良いし笑。

なんか完全版があるようで、いずれ今後公開される予定とか。


この日のプログラムはあと短編2作。
「after image」は3.11絡みのドキュメント風の作品。
解体がキーワードかな。
象徴みたく描かれている。端々程度ですが。
何も無くなってしまった海で、見る朝焼けと解体されていく町並みが記憶に残る。

「死んだほうがマシーン」
大人になるとか、人と同じようになるとか、
そういうのが嫌で、それこそ死んだ方がマシ。
そんな女性の幼少期からをエピソードの上手い選択で纏められてるので、そこに至るまでの感情はある意味理屈が通ってて、分かる。でも多分死なないし、案外頑張れば他人と共存も出来そうなんだけど、
やっぱり爆発してしまうのだろうか?
厄介だ笑。


2作共映像作品の方が強くて、コラボしているアーティストさんの音楽部分が、個人的には残らなかった。ムーラボって、音楽が記憶に残って、その曲が流れてくると、その映画のそのシーンの映像が浮かんでくる、なんてのがベストなんで。そういう演出やストーリーは欲しいと思ってしまうのです。
最後とかクライマックスシーンに1曲まるまる流して聞かせるって感じのストーリーは確かに定番過ぎて、それどうよってのは理解するんですが、王道なのも事実で、すっくり収まる。ライブシーンとかなら、更に。


実はこの日、この前にもう1プログラム観たのです、ムーラボ2019の作品。



東京での上映時とはプログラムの組み合わせが変わってます。

不思議なんですが、前の短編2作は同じ感想で作品の映像は浮かぶのですが、音楽が出てこない。
で、最後が長編なんですが、これは両方出てくる。
奇しくも、共にラップで、共にクライマックスで主演の二人が、歌うのです。←共通点。

「Geek Beef Beat」
昨年に続いて狐火さん主演の作品。
初めから中盤、正直つまらないと思いながら観てました、だって劇場出ていく訳にもいかないし。
生理的に嫌な感じがあったと言うところでしょうか。
なんなんでしょうね、
しかし、
つまんないつまんないと見てた作品ですが、
最後何故か笑ってました。
どうしてそこに辿り着いたかは、
未だによく分からない笑。
不思議な作品。

このポスター好きかな。


「テラリウムロッカー」
ロッカーだから、ロックアーティストの話しかと思いきや、普通の物を入れる学校や会社にあるロッカーの話しだった。そこにテラリウム。
箱庭的。
目立たず、飾らず、ひっそりこっそりと生きたかった女性が紆余曲折?あって目覚めてしまう、そんなお話し。
植物には日の光が必要で、その光が当たる場所で生きるべき、と言う事。
ああ比喩です。

「ビートパーMIZU」
こじらせ系好きな人向けです笑。


しかし、いつもはムーラボ作品、ほぼコンプリートするのですが、今回は難しそう。開催時期がずれた事もあって、単独上映される事が既に決まってる作品があったりするのでムーラボとしての上映は一区切りしてしまったようです。京都とか何故かしないし。まとめてくれると便利なんだけど笑。
で、驚く事に、今年単独上映トップが「Geek Beef Beat」って何故?笑。