中之島映画祭2019。
初日のみの参加ですが、一応コンペ参加11作品中9作品は観ることが出来ましたので、雑感を少々。


「オーバーナイトウォーク」
監督:磯部鉄平
この作品だけ実は2度目。
コメディですが、結構シリアスで主人公姉妹の現実的な背景とかも描かれており、
ようは何故か下北沢から新宿まで一晩中歩く事になり、実際なんだかんだとお喋りしながら歩くお話。姉妹の会話のやり取りが面白くそして暖かく、思い出とかも交えつつ。紫公園は好きかなと。
主人公の彼女、
まあちょっと悩んでたと言うか迷ってたみたいな状況だった訳ですが、
歩いて朝を向かえる事で、
新しい気持ちになって、
自分の人生をまた歩き始める決心のようなものが生まれた、のでしょう。色々思いもし、ニヤニヤもしながら観れる作品。

この予告編は、
なんかよく分かんないけど(笑)


「止まるな」
監督:加藤大志
10分程の短編で短めの作品です。

何の為に走るのか?
誰の為に走るのか?

女子駅伝ランナーの話なんですが、
とあるレースで
途中でリタイアしちゃうんですが、
おまけに、その彼女は、幼い頃から父とひとり娘の二人っきり家族で育って、ずっとその父親が応援してきた、なんて設定まであったりして。
勿論大学もランナーとして特待生だったりのプレッシャーも有ったりとかで、
なんか大変。
僕なら逃げる。
つまり、
結局答えは「止まるな」って事なんでしょうか。


「Girls Night Out」
監督:泉原航一
同じシェアハウスが舞台で、時代を変えて、その時その時にそこで暮らす女性たちの、もがきや苦悩する時期を描いてるのですが、
そしてそれは売れないシンガー・ソングライターだったり、売れない女優だったり、売れないアイドルだったりと。
で、実は書いたその順番なんですね、
もう辞めようと最後に作った曲が良くて売れたシンガー・ソングライター。
その曲が何故かそのシェアハウスに残ってて、
もう限界と思った女優さんがそのCDを見つけて聞いて励まされて、やり直す決心し、大女優に。
で、その女優のインタビューをテレビで見た、
すっかり自信もなくしメンタル病んでるアイドル達が、こんな今は大女優のこの人でも苦労して酷い時期が有ったりしたんだ、だから私達も頑張ろう!
ってなかなか都合がいい展開(笑)

そう言う事なんだと気付いたんですが、最初時間軸が分かりにくくて、同時代で並行してるのか?にしては同じ部屋だし冷蔵庫同じだし、
なんか変だな?が最初の方の違和感。
敢えて意図してのものなのだろうか?
分かりやすくした方が良いと思うけれどなぁ。
時間を前後させたりは好きな手法ですけどねぇ、、、


「正しいバスの見分けかた」
監督:高橋名月
主演が今をときめく中条あやみさん。
不思議ちゃん設定なんでしょうねぇ、
ストーリーが有るような無いような。
結局、恋愛ものだと思うんですが、なんかうまく付き合う事になっても、男子は大変だろうなぁ、
ってつくづく感じました、まる
それでも、相手が相手だから、付き合うか(笑)
タイトル良いよね。

「春」
監督:大森歩
祖父と孫の女性、二人っきりの暮らし。
監督の半分実体験との事です。

老いて痴呆が進み、その介護も日に日に大変になっていく。
結構リアルに描かれてはいますが、痴呆はもっと大変ですよ、この作品で描かれるレベル以上。
彼女は大学で美術を専攻してるのですが、介護の大変さもプラスされて一応ヘルパーさんとか来てますけどね、いまひとつ集中出来ず作った作品も貶されてばかり、
なので、そう言うのも面白くない彼女は祖父ともケンカみたいになる事しきり。当たってしまうのです。
でも、いつしかそれものり越えて、自分の人生を前向きに進む、そんなエンディングで終わります。夢に向かって、ですね。
祖父とのやり取りのエピソードとかがユニークで、笑える部分も有ったりして、多分年輩層に受けたのか、こう言うテーマなのに、コンペ順位3位。
確かに良作。

「約束の時間」
監督:後藤達哉
そもそも、同じ時間に、同じカフェで、男は3人全員佐藤さんで、待ち合わせの相手の女子が同じ年頃で全部「キョウコ」って、
もうそこに特化したコメディって見え見えで。

案の定、気を効かせたつもりのお節介なウェイトレスの勘違いのおかげで、組み合わせは見事にバラバラ。いえ、みんながみんな初対面なら、まだしも 
スカウトマンが自分でスカウトした女の子の顔覚えてないか?
幼い頃に別れたとしても実の娘が全く分からないって、どうなのか?
噛み合わない会話で気付かないし、
てか、広くもない店内で個々に大声で泣いたり喚いたり怒ったり、芝居までさせられたり、そういうの嫌でも目がいくし、
と言うか実際ニアミスも再々で、何故おかしな事にみんな知らんぷりなんだ!
と言うようなそもそもの部分は、置いておいてドタバタ喜劇を楽しみましょう、と言う作品?
コンペ2位。惜しいね。
それこそドタバタし過ぎ?かな?
竹内ももこさんや小川あんさんと、好きな女優さんが出てたんですが、忖度せず僕が5点満点の4にしてしまったんで、2位になってしまった?

そんな訳は、多分無いと思います、が。



「AYESHE」
監督:小原正至
6分程のアニメの短編。
タイトルに何か意味が有るのかと思い調べて見たけれど、何も出てこなかった。名前?

「かく恋慕」
監督:菱沼康介
なかなか官能的で大人な手島実優さんが観られます(笑)最終日に招待作品で「赤色彗星倶楽部」が上映されたので、両方観たかたはギャプを感じたかも。JKからの人妻。
匂いフェチのお話と思いきや、喪失から立ち直る物語で、まあ立ち直った訳ではなく、居ない事や無くなった時間や思い出に、人はいつしか慣れていくものなんだと、そう伝えてくれてるのでしょうか。
愛する人が亡くなる話なんですが、優しくて穏やかな印象が終始画面を包んでるような作品です。映像も淡い感じでね。
終始「匂い」にこだわり過ぎ?かな。まあ、そう言う作品ですが。
ちなみに僕は好き(笑、何?フォローしてるんだ?笑)