「大観覧車」
大阪韓国映画祭にて




この作品、3月に大阪アジアン映画祭、ABCホールで1度観たんですね、今回で2度目。
応募抽選を見事潜り抜けてのチケットゲットしました。楽勝と思いきや外れてる方も多いようでした。
早めに応募したつもりだったけれど、さして早くは無かったようで、整理番号も255。余り見た事無いような整理番号(笑)キャパ広いのかなと、調べると360席、劇場としたらかなり広い。いえ、いつも小さいところ好きで、広いとこには基本足が向かないのですが、映画祭なんでね、僕が選べる訳ではない。


大阪梅田、グランフロント大阪
ナレッジシアター
いや~新しくて無茶苦茶良い劇場で、主宰さん気合入ってますって感じです。

予告編ありませ~ん。

舞台は大阪、タイトルになっているのは天保山にある観覧車のことです。ご存知ない方に補足すると天保山には海遊館と言う水族館があり、観光スポットとして観覧車も作ったってところでしょうか。
まあタイトル通り、でかいとは思います。1回は乗ったかな?

3月に観た時は違うタイトルで、あれ?って思ったら、これは韓国での公開のタイトルで、実際今回上映も韓国公開ヴァージョンでした。
そして再編集もされてました。
前に観た時より笑顔になるシーンが増えて温かさが増した作品になってましたね。笑いが増えた感じですか。
もう少し分かりにくい抽象的な観念的な台詞のやり取りがあったように記憶してるんですが、その辺りも編集されてましたね、ようはシンプルに分かりやすくなった?と言う事でしょうか。
主人公ウジュの日本語はイントネーション含め分かりにくいですが(笑)

いえ、実は主役のウジュ役のカンドゥさんは全く日本語が喋れないままのクランクインだったようです。
そう、撮影しながら覚えた?笑。
なので台詞のたどたど感も半端ない、リアルと言えばリアル。
ほぼ全編日本語の台詞なんですが、
まあ言いたい事は伝わりましたよ。

左から2番目から監督のベク・ジェホさんとイ・ヒーソップさん。

堀春菜さんとすのうさん

キャプテン役のすのうさん、本来は歌手で今回初映画出演。これもなんか成行で決まったようです。監督が会ったら役にぴったりで急遽出てみませんか?的な。本来は今作品でもたくさんの楽曲提供をされてて音楽担当がメインだったみたい。
役はライブバーのオーナー兼マスター、
でもほとんどお客さん来ません。

今回は上映後、画像通り舞台挨拶が
有り。韓国人監督のおふたりもたっぷりと今作品について語った頂きました、書かないけど(笑)
いや、思いのほか長かったんで。
日韓共同制作の意味みたいな事とかその他色々。
ちなみに韓国では既に公開済み。
日本は、一般公開は少し先になるのかも。全然政治色とか無い、ヒューマン音楽ドラマですけどね。

今作品での堀春菜さん、監督から直にSNSを通じてのオファーだったそうで、当然面識はあったけれど、結構唐突なものだったようです。
クランクインも、当初、韓国組と大阪組と言うある意味色分けが濃くて、ひとり東京からきた堀さん、かなりぼっちだったとか。まあ慣れるとみんなフレンドリー(笑)

監督も言われてたんですが、音楽が結構ストーリーに大きな比重を占めてて、ライブ?シーンとかも複数有ります。
なので堀さんも結構ギターを弾いてるシーン多く見かけます。背中にギターを背負ってのアコースティツクギター女子。本編でも普通に弾いてます。
あれ?ギター弾けるんだって最初観た時も思ったんです。

で、
上映後のトークショー、
かなり長めだったし、
広い劇場だし、で、そういうのは今日は無いと思ってたら
唐突にMCの方がお客様にも少しだけ質問とか聞きましょうか?なんて。
皆様さすがに怯んだ?笑
誰も反応せず。
「あれ、皆様お疲れですか?笑。」とMCさん。
で、すかさず
「はい!」と手を挙げる。
挙げてしまう。
誰も挙げないんだから。
そして実は何も考えていない。
若干パニック(笑)
じゃ、そこの方と、僕にご指名。
まあ僕しか手を挙げてないからですが。
「マイク行きますんで」
そう、ここ広いんで、マイク通さないと会場全体に聞こえないだろうな、
まあその少しの時間のおかげで、
ちょっと質問用意出来た。
聞きたい事聞こうっと。
で、
噛まずに、ボケも入れて質問出来ましたよ(笑)
堀さん、僕が質問する事をまるで予想されてたかのように、内容も打ち合わせたかのようにお答え頂き、会場の笑いも取るさすがの対応。
まあ最前列に座ってたんで、もし質問コーナーとか有ればこいつ来るだろうなと思われてたかも知れませんね。僕と堀さんは9月の小田原映画祭以来です。ああ、観に来たのは、ね。

話戻すと、最後の方でギター弾きながら歌うシーンが有るんですね、ウジュとはるな(堀春菜さん実は役名、はるな、同じ)ふたりで。
はるなの父の閉ざされた心を開ける為に歌う、と言うシーン。
苦手と言う歌を歌いながら、ギターも弾きながら。良いシーンなんですよ、父親はその歌に終始背中を向けてるんだけど、実は泣いていて、一瞬振り向いた時にその父の涙にふたりが気付くと言うシーン。
ああ更に遡ると、はるなの両親はアーティストでふたりでデュオのグループで歌ってたんですね、でもツアーで廻ってた東北で震災に合ってお母さんだけが亡くなってしまい、それ以降父は音楽を辞めて更に心も閉ざしてしまったという、そんな背景があったんです。
で、
歌った歌は両親が歌っていた曲。
はるなが父に聞かせたかった曲。

で、又、話戻すと、
僕の質問に答えた春菜さんから実は衝撃のひと言。
「実はわたし全然ギター弾けないんです」
ん?
「劇中弾いてたのも、すのうさんからその場で教えて貰って、こことここを指でこう押さえてこう弾いてって全部教えて貰って、その時だけ弾いてました」
「だから今弾いてるコードが何なのかとか全然分からずでした。だから終わった今は全く弾けませ~ん」
等々
いえ、ギターってフレットと言う柄の部分に張ってる弦を何ヵ所か指で押さえてコードを奏でるんですが、
それもすべて動画を作って貰って、覚えて弾いてたって事で、ある種その場しのぎの対応?笑。
いや、結構普通に弾いてたし、出来ると思ってたら、そうなんだ~でした。
いや、そう思うと、この映画、全然日本語の出来ない主人公に散々日本語の台詞を喋らせ、演技経験のない歌手を急遽出演させたり、ギターを全く弾けない女の子に突貫対応で弾きがたりさせてみたりと、なかなか意欲的で無茶振りな作品だった事が次々とこのトークショーであかされていく次第でございました。聞かないと分からないけど、エピソードって出てくるもんなんですね。
ああ、あと共同監督のイ・ヒーソップさんも初監督作品。初日本語演技、初映画出演、初ギター演奏からの歌などなど、初が多い作品でした。