下北沢で芝居観るってのが何気に久し振りな気がしたんでカレンダー見たら、1年振りでしたね。
何故か舞台観劇はブログには書かない事がまあまあ、有ったりするんです、苦手なんで。
でも月に最低1回以上は観に行ってるんですよ、あの生で観る熱量や気迫、汗は伝わるんで、好きなんですが、
まあそれについつい誤魔化される部分も有るんだけど(笑)
なので、たいてい正当な評価が出来ない事になってしまう。まあ、しなくても良いとは思うんですけどね。
そして、
好きな空間と言う事では間違いない。
Project Bee
エトセトラ
下北沢Geki地下Liberty
10月28日
千秋楽、最後の公演を観に行きました。大概日曜日に行くんで、どうしても千秋楽になるんですよ、だから別に千秋楽好きと言う訳では無い。
高山智未さん目当てでお伺いしたんですね、おととしの12月以来、彼女の舞台はかかさず拝見してます。
なんて、
書く程の数では無いんですけどね、なにせ前回の舞台が11ヵ月振り。劇団さんの都合も有って公演がなくて久し振りになってしまいました。
それから言うと
今回は以前のペースに戻ったかも。
「エトセトラ」と言うネット上の仮装空間、そこに集まった若い男女の嘘や感情のすれ違いがそのままに現実の世界にとオーバーラップしていく、そんな物語。
今回面白かったのは現実の登場人物達が、仮装空間ではアバターとして登場し演じられるという事。
アバターとは自身の分身を描いたものです。
割りと自分にリアルに再現される場合も有るのですが、全く異なる形に描かれているものも有ります。
実際は女性なのにアバターは男の子だったり、全然違うタイプだったりも有りなんで、
今回の公演では仮装空間でのシーンでは演者さんが変わって演じるパターンも。
つまり仮装空間と現実、違う役者さんが演じると言う事です。もちろん同じ人、も有ります。
そしてそれが有る意味この物語の鍵でも有りましたね。
そもそもが違う。
SNSの世界って、本当は誰が分からない、そんな世界でも有る。
性別も老若も騙ろうと思えばいくらでも可能です。
最近観た映画で立て続けにそういうのが有って、主人公の女子、16才とか17才。孤独がちな少女がネット上で知り合った人とのメールでのやり取りが精神的な救いだったり癒しだったり。そんな同じようなシチュエーションがあったんですね。
でも、正体を知った時。
ひとつは最悪の結末で、ひとつは有る意味主人公がなんとなく気付いてたような結果だったけれど、これで終わりだね、って感じでした。お互いを知ってしまった以上は、みたいな。
いや、実際会ったり知ったりすると、あれ?は多い?笑。
途中これは有る意味、復讐のお話なのか?と思ったんですが、なんとなく思い出して欲しいとか気付いて欲しいとか、結構幼い、とてもシンプルなお話なのかなと思い直していきました。
行き違いや思惑、それもそんなに罪の意識もない程度のもので、自分や自分の好きな人を守りたい、そんな思いからついやってしまった行動や発言が、ある人を傷つけてしまった。そして彼女(ハリコと新見透、ハリコはアバターです)は姿を消してしまった?
いや、姿を消したのは彼女じゃなくて、実は他のみんなで、何かを感じて、何か居ずらくなって、集まらなくなって、そのエトセトラと言うルームに行かなくなってしまっただけなんですね。
で、数年経って、その仮装空間の管理社がそのサービスを辞めるってなって、また誰かが動き出すんです。その頃のみんなのエピソードを動画配信。
見つけた者は、気付け!思い出せ!って、言われてるようにしか思えない。
これ、何だよって?って集まった昔の仲間達が、あの頃何が有って何が起こって、何故こうなったかを思い返し見つけ出すんだ。
そして、彼女の待つところへと、やがてたどり着く。
エトセトラ通称エトセでは、動かなくなってしまった彼女のアバターだけが相変わらず居たりするんだ。膝を抱えて丸くなって。
話し掛けて、
問い掛けて
無駄だと思わず、
何かを伝えようとする。
そして、
手をのばして繋がろうとする。
やがてやがて
最後全然動かなかったアバターが、少し反応し始めるんですよね、
ものがたりがまた始まるかのように、、、
終演後、
面会にすぐ出てきたんでちょっと驚き。
いや普通、ちょっと時間を置いて演者の皆様、出てこられるんですが、早っ!と思ったら衣裳のまま。
写真良い?って聞いたら上の調子でした。笑。
不覚にもその仕草に思わず可愛いって呟いてしまった(苦笑)
今回は狭山鈴と、スズと言うアバターとの2役。
舞台でふたりの人間を演じる。
簡単に言えば、陰と陽、ただ全くの正反対では無いんですよ、微妙に被ると言うか引き摺り繋がる部分もあって、と言うのも本来ひとりの同じ人間ですからね。それを演じないといけなくて、若干難しかったのかも知れないですね。よく頑張りました。あと終わったからいいと思うけど、実は3役(笑)
種明かしのひとつでも有るけど、そこも抱えて役作り?
あれあれ役作りかな?
いや、大変でした。脚本演出の桐乃睦さんからの信頼の証ですね。
もっと陰の部分強くても良かったかも、いつもの、深い闇を抱えたご自身のように(笑笑)違うか?笑。
いえ、最前列で観せて頂きましたけど、最初のシーンから目の前に彼女がドーンと登場で、思わず挨拶しそうになってしまいました。
さすがに反応しなかったけれど、後で聞いたら、いきなりの僕が目の前で、必要以上のプレッシャーを感じたみたい。
いや~さすがに邪魔はしちゃいけないですね。
でも、次も最前列に座るんでしょうけどね。
(前回の舞台は座席指定出来ない指定席だったんで最前列座れずでした)



